やっとロックダウンの終わりが見えてきたニュージーランド。
みんないかがお過ごしですか?
今年はオーストラリアの山火事ニュースが世界的に問題になるかと思いきや(実際大気汚染に関してはかなり大事になった)、COVID-19が更に大きな問題へと発展したよね。
ロックダウンが発表される前から、ニュージーランドの学校はオンライン授業への準備を進めていき、ロックダウンと同時に完全オンライン授業へ移行しました。
今回はオンライン授業のスタイルについて書いてくよ♪
オンライン授業の形態
これは大きく分けて3種類。
- レコーディング(録画)を利用するケース
- スライドやホワイトボードを利用し画面シェアでリアルタイムで授業を行うケース
- 授業ではなく課題中心に進め、教師は質疑応答に徹するケース
本当に大きく分けた3種類なんだけど、これを組み合わせることにより、効率良く授業を組み立てることも出来るんだよ。
レコーディング(録画)を利用するケース
1つ目は既に録画されているレクチャーや授業を公開し、学生が自主的に授業を進めていくタイプ。
これは今までのオンラインコースでは当たり前に行われていた授業方法だよね。
自分もExplorance Blue(誰も知らないよね)という製品を使うための資格でオンラインで録画された授業を見ていました。
1度作ったらカリキュラムが変わったり教え方を変えない限りは再利用可能なのがこのレコーディングの良いところ。
授業マテリアルを常に自作しそれを中心に教えている教師だと対面と同じ様に教えられるのも良いよね。もちろん一方的にだけど。
学生側も好きな時間に自分のペースで勉強できるので、意欲とやる気がある人にはピッタリ。
教える側も、最初の難関(レコーディング作り)さえクリア出来たら質疑応答等の別のことに時間を割けることができるのも特徴。
1つの授業(例えば1時間とか45分とか)を一気に録画するのも良いし、それ更に細分化し自主的に弱点を重点的に復習できるようにするのも良いよね。Lecture 1とかLecture 1-Differentiationといった具合かな?
細分化しておくと、細かい単元ごとに教え方が変わっても差し替えが楽だよ。
もちろんデメリットもあって、やる気がある学生とない学生の格差が一気に拡がる。
しかもテストや課題の点数からそれが発覚していくから気付いた時には手遅れになりかねない。
スライドやホワイトボードを利用し画面シェアでリアルタイムで授業を行うケース
これは「クラス」をデジタル環境で再現するケース。
みんなが教室に座って教師が前で説明していく今までのスタイルをそのままデジタルに持ってきた感じだよ。
これだとZOOM(結局これが1番使いやすかった)の画面シェアやホワイトボードシェアで実際に今までと同じ方法でリアルタイムの授業を進めることが可能。
大学とかは元からスライドを作ってそれを軸に授業を進めていくので、コンセプト的には通常の授業と遜色ないレベルの授業ができるんだよ。
チャットでリアルタイムで質問もできるし、フレキシビリティにも富んでいる。クラスの一体感を生むにはもってこいの方法だよ。
もちろんこの授業をレコーディングして、1つ目に流用可能。
デメリットは、物理的な授業と同じように特定の時間に特定の環境を準備してそこに座っていなくちゃいけないところ。
オンラインの「好きな時間に自由に進める」というメリットを無視した方法でもあるので時間の縛りの影響を受けやすく、状況によっては出席率が一気に下がることも。
授業ではなく課題中心に進め、教師は質疑応答に徹するケース
ウチの子ども達が通っている学校の1つがこれなんだけど、小中学校には不向きかなぁ。
毎週(毎日とかでも有り)各科目や分野で課題を出し、学生が自主的に進めていくパターン。
レコーディングすらないのが特徴で、参考になる動画やリンクを貼っておき、更に課題のリサーチ方法等を教えることで自習を促すことができる。
自分に合った勉強方法を確立するのにも良い方法で、教師は質疑応答に徹し常にパーソナライズした回答を提供できるのは学生にとってはメリットなのかも。
更に別の方法と組み合わせられると効果大。
大学レベルや社会に出ると必要な、自主的に掘り下げていく手段を学べるので、この方法でオンライン授業をするのは学生にとっての応用性は抜群。
デメリットはしっかりとした教育プランがないと完全な手抜きになる。
しかも学生の実力格差がより顕著に表れる。
まとめ
簡単にまとめたオンライン授業の特徴でした。
今後もオンライン授業がどんどん一般的になってくるだろうから、教師だけでなく保護者が各スタイルのメリット、デメリットを把握しておくことも大切だよ!
Jandalsには英語のプロ(だよね、Juju姉さん!)や運転を教えられるプロ、プログラマーがいるのでオンライン授業もやってみたいねー♪
自分はとある大学で少し特殊なコースを教えていたり、今年はPostgraduateのプログラムを履修したりしているので、次回は教える側の視点と学生側の視点でオンライン授業について書いていこうかな!
じゃーねー!