旅する

ニュージーランドから日本に帰る時に必要なこと(2021年5月27日アップデート)

りうか
りうか
こんにちは。りうかです。イースターまであと半月ほど。ホリデーにエイベルタスマン国立公園を歩くつもりでしたが、2月頭にもうハットは満員でした…。

さて、ニュージーランドは何度かの市中感染を乗り越えて、また国内はcovid-19(ほぼ)フリーとなっていますが、国境を超えることについては、まだまだ行くのも来るのもなかなかに大変な日々が続きそうです。

ただビザの関係やさまざまな事情で国境を越えなくてはいけない人がいるのもまた事実。
前にニュージーランドに入国する時の隔離について記事にしましたが、今回はニュージーランドから日本へ入国する時の必要な手続きについてご紹介します。

※他国から日本への入国は、違う手続きが必要な可能性がありますのでご注意ください。

入国に関する情報はかなり頻繁に変わる可能性があります。
この記事は 2021年3月17日 に書かれましたが、2021年5月27日 に情報を確認しアップデートしました。年の表記は特に記載がない場合は2021年を指します。
情報を利用する場合は、必ず最新のものを確認するようにしてください
特に記載がない場合、日本の情報は 厚生労働省 、ニュージーランドの情報はUnite against COVID-19 及び Ministry of Healthのサイトを参照しています

※下記記事は2020年9月での情報です。近々アップデートするつもりですが、ご自身でも必ず最新の情報をご確認ください。

ニュージーランド入国時の隔離のお話(2020年9月現在)covid-19の影響で、現在ニュージーランドに入国できるのは限られた人たちのみで、その人たちには14日間の隔離が義務付けられています。 2020年8月から有料自己負担となったこの隔離について、流れや料金などを説明します。...

日本で必要とされるもの

今、ニュージーランドから日本に入国するためには、いくつかの書類の用意と提示、そしてアプリのダウンロードなどが必要になります。

日本への入国時に必要なこと

・検査証明書の提出
・空港での検査
・誓約書の提出
・スマートフォンの携行及び必要なアプリの登録
・質問票の提出

後は、日本国内での移動だけでなく、飛行機に搭乗する際に必要な マスク は絶対に忘れないようにしましょうね。

以下、項目に沿って詳細を説明していきます。

検査証明書の提出

現在ニュージーランドから日本に入国しようとする人は、国籍・在留資格を問わず 出国前72時間の検査証明書 を提出しなくてはいけません。

出国前72時間とは 検体採取から搭乗予定航空便の出発時刻までの時間 を指します

3月19日以降に入国する場合、検査証明書が提示出来ない場合は、検疫法により日本への上陸が認められないことになりました。
※証明書を持っていないとそもそも飛行機に搭乗できないようです。

検査証明書は

所定のフォーマット
・指定された検査方法/検体採取方法

である必要があります。
指定フォーマットは下記のリンクから、日本語英語併記版・英語版ともにダウンロードが可能です。

どうしても時間やフォーマット等上記に従えない場合は、在外公館に速やかに相談してほしいそうです。
5/27追記:現在は 所定のフォーマットを使用することが必須 となっています。
所定のフォーマットでない場合は入国拒否される可能性もあるとのことなのでお気を付けください)

※こちらの情報は 検査証明書について のページを参考にしています。

空港での検査

すべての入国者は、空港に到着した段階で再度検査を受けることになります。

5/27に成田空港に到着した方からの情報によると、PCR検査用の唾液採取には、その前 30分の絶食絶飲が必要 だとのことです。水でも飲んでしまうと、最後に飲んだ時点から30分待機させられるようですので、お気を付けください。

一部指定地域や国からの帰国者は、検査結果が陰性だった場合も、その後も指定施設での宿泊が必要ですが、現在のところニュージーランドはこの地域には当たりません。

検査結果が陰性だった場合は、自己隔離する場所への移動が出来ますが、その場合も
公共交通機関(不特定多数が利用する鉄道・バス・タクシー・国内線飛行機・旅客船など)の使用は認められません

会社や家族、友人等の送迎、もしくはレンタカーなどの手配が必要になります。
5/27追記:日本の緊急事態宣言またはまん延防止等重点措置によって、都道府県の越境移動が制限されている可能性があります。送迎等をお願いしている場合はそちらにもご注意ください。)

※こちらの情報は、前記、検査証明書についてのページ、および FAQのページ を参考にしています。

誓約書の提出

誓約書は事前に下記ページのリンク(一番下に日本語版・英語版が用意されています)からダウンロードして印刷しておく必要があります。(記入もしておいた方が簡単でよいでしょう)

誓約書では 14日間の公共交通機関の不使用、自宅等での待機、位置情報の保存・提示、接触確認アプリの導入等について 誓約することになります。

※こちらの情報は 誓約書の提出について のページを参考にしています。

スマートフォンの携行・必要なアプリの登録

自己隔離期間も含めた国内での行動について、行動記録を取るためにアプリのインストールが必須です。また、その為にスマートフォンの携行が義務付けられています。
※スマートフォンを所持していない場合はレンタルの必要があります。
5/27追記:レンタルにはクレジットカードが必要となるのでご注意ください)

インストールが必要なアプリは以下の通り。
5/27追記:アプリの呼称等が変更になりましたのでアップデートしました)

日本入国時にインストールが必要なアプリ

・OEL(位置情報確認アプリ)※OSSMAから変更になりました
・MySOS等のビデオ通話アプリ ※Skypeから変更になりました
・Google Map等での位置情報保存 ※iPhoneはアプリインストールの必要はありません
・COCOA(接触確認アプリ)
・LINE*

空港で万が一Wi-Fiが使えないと困りますので、事前にダウンロードしておくことをお勧めします。各アプリの簡単な説明は以下の通りです。

OEL

14日間の待機中、入国者健康確認センターが所在確認をするためのアプリです。
入国者健康確認センターからメールでの案内が来るまでは使用が出来ません。
通知許可の状態にしておくことが必要です。

MySOS

14日間の待機中は、入国者健康確認センターの担当者からビデオ通話で健康確認がくることがあるそうです。
サインアップし、パスポート番号などの個人情報登録まで済ませておく必要があります。
※このアプリは入国者用にビデオ通話が出来るようにされた特別なバージョンだとのことです。下記リンクから飛べるページに専用QRコードがあるのでそこからダウンロードしてください。

5/27に成田空港に到着した方からの情報によると、MySOSに登録する名前は アルファベット大文字 での表記が必要なようですので、ご注意ください

Google Map等での位置情報保存

14日間の待機中に陽性が判明した場合などに、位置情報を必要機関に提示するために必要です。

AndroidではGoogle Mapをインストールし、設定で位置情報の保存が出来るようにしておく必要があります。
iPhoneはアプリのインストールの必要はありませんが、設定から位置情報サービスをONにしておく必要があります。

COCOA

covid-19の陽性者と接触した可能性について通知を受け取ることができるアプリです。
利用開始は日本入国後に出来るようになります。

LINE

下記リンクのページでは触れられていないのですが、前項の誓約書内、及び後述の質問票で、LINEアプリを利用した健康状態のフォローアップをするオプションがあります。
LINEを使わない場合は、メールで送られてくるリンクから、あるいは電話でのフォローアップになります。

※こちらの情報は スマートフォンの携行、必要なアプリの登録・利用について のページを参考にしています。

質問票の提出

ウェブ上でのアンケート形式になっており、最後に出てくるQRコードを保存しておく必要があります。
在ニュージーランド日本国大使館からの通達によると、航空会社によっては搭乗時にQRコードの提示が求められる場合もあるようです。

質問票の中で聞かれるのは

・入国者情報
・日本滞在情報
・流行地域滞在情報
・体調情報
・フォローアップ

の内容です。

日本国内で利用可能な電話番号を持っていない場合は、 家族や親戚、友人等自分に連絡が可能な電話番号を「その他の電話番号」項目に入力する ことが出来ます。

また、LINEを使ったフォローアップはこちらのオプションで選べるのですが…。
先ほど、内容を確認するために質問票を見ていったところ、国内で使用可能な番号で入力する番号がLINEの電話番号と同一である必要があるらしく、 ニュージーランドの電話番号でLINEアカウントを使っている人はLINEでのフォローアップに「はい」と回答することが出来ません でした。

ニュージーランドの電話番号でも日本国内でLINEを使うには何の支障もないので、出来たらここはアップデートされることを祈ります…。
5/27追記:今日現在ではアップデートはされていませんでした…。)

※こちらの情報は 質問票の提出について のページを参考にしています。

ニュージーランドで検査証明書を入手するには

日本入国時に必要とされることの中で、やはり一番大変なのが検査証明書を入手することではないでしょうか。
特に72時間前が必要ということになると、オークランドへの長時間の移動が必要な人たちは心配になるところです。

ニュージーランドで検査証明書を入手するには、以下のような手順が必要です。

GPかヘルスラインに連絡をする

日本へ向かうことが決まったらすぐに、登録しているGP、もしくはヘルスライン(covid-19用専用番号 0800 358 5453)へ電話をして相談をしましょう。

日本は 72時間以内の結果が必要なこと 、また 所定のフォーマットでの結果提出が必要になること も伝えておきましょう。
Unite against COVID-19のページ では検査結果のハードコピーがもらえる旨書いてありますが、日本の所定の書式と違う可能性が高いですので、確認をしておいた方がよいと思います。

5/27追記
このタイミングで、検査をしている医療機関に直接連絡して予約を取ることも出来ます。
ただ、私は居住地域と違う場所(オークランド)での検査を希望していること、ロングウィークエンドを挟むため、検査結果を入手するまでの時間がタイトなことから、ヘルスラインを利用しました。

ヘルスラインでは直接予約ができるわけではなく、検査をしている医療機関の紹介をしてくれます。ただその後、医療機関に連絡した際、ヘルスラインに電話したらここを紹介された というととても話がスムーズに進みました。

検査をアレンジします

出来るだけ出発に近いタイミングでの検査をアレンジします。

オークランド以外の都市から出発する人で、地元で検査を受けると72時間を超えてしまいそうな場合は相談する際にそのことも伝えて検査を予約しましょう。

検査料金や支払うタイミングは機関によって違うとのことですので、そちらも確認します。

検査を受けます

ニュージーランドに長い人であればお分かりかと思いますが、書式や時間制限などについては出来るだけ当日も確認した方が良いかと思います。

特に現在は日本政府指定の書式が必要であり、そこには医療機関の印影などの欄もあるので、念入りに確認した方がよいと思われます。

検査には48時間程度かかることが予想されており、結果はGPもしくは本人に通達されます。
陰性だった場合は検査結果のハードコピーが送られてしきます。
現在のニュージーランドではまずないことですが、陽性だった場合は手続きをした医療機関より個別に通達があるとのことです。

結果が間に合わなかったら…

例えば検査を受けられなかった、検査結果が出るのに予定よりも時間がかかった…などで、搭乗までに検査証明書が間に合わなかった場合、飛行機に搭乗することは出来ず、当然帰国も遅れることになります。

何か予定外のことが起こったらどうすべきか、誰に連絡するべきかなどは事前に考えておいた方がよいと思います。

豆知識

もし、ニュージーランド国籍の家族と一緒に日本へ行かれる方がいた場合、Safe Travel というサイトに登録しておくことをお勧めします。

日本でいう たびレジ のような、ニュージーランド国籍の人が登録出来るサイトで、最新の重要な情報が登録者に送られてくるようです。

常に情報は最新にしておきましょう

タイトルにも入れましたが、こちらは5月27日現在の情報です。
ご自身がもし帰国することになった場合は、必ず最新の情報を確認してくださいね。

他にもこんな記事が読みたい、こんな情報が知りたいということがあれば、是非お寄せください。
covid-19関係のことを書くときにはいつも思いますが、早くまた自由に国と国を行き来できる日が来ますように。

ABOUT ME
りうか
南島、ネルソンの隣のタスマン地方に住んでいます。2002年にニュージーランドに出会い紆余曲折の末、2017年に移住。永住権保持。元留学エージェント。ニュージーランド公認の運転教習と旅客輸送の資格を保持し、車旅サービスのmākohaというサービスを始めました。 料理が好きで、好きなものを好きな時に食べるためにいろいろ自分で仕込めるようになってきました。