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世界で二番目に透明な湖「テ・ワイコロププ・スプリングス」【ニュージーランドマイナー名所巡り】

こんにちは、無職になってニュージーランド一周中のはっしー(@hassy_nz)です。

日本のガイドブックにはなかなか載っていない、隠れた観光スポットを紹介する「ニュージーランドマイナー名所巡り」シリーズ。

今回訪れるのは、世界で二番目の透明度を誇る湖「テ・ワイコロププ・スプリングス」です。

63m先まで見通せる、透き通った水

さっそく写真をご覧いただきましょう。

どうですか、このどこまでも透き通った青い水! まるで、泉の底にもうひとつの空があるかのようです。

岩に生える苔や、ゆらめく水草の姿まではっきりと見ることができます。

別のポイントから眺めるとこんな感じ。かなり深さがある泉ですが、底まで見通せるのが実に神秘的ですね。

ワイコロププ・スプリングスの水は63m先まで見通せるとのことで、これは理想的な純水の姿に近いのだとか。ちなみに、これよりも透明な水は南極大陸の地下くらいでないと見当たらないそうです。

ちなみに、日本で最も透明な湖である摩周湖の透明度は19m。比べてみると、いかにワイコロププ・スプリングスの透明度が飛び抜けているかがわかります。

アップにすると、まるで宝石のような美しさの水色! ずっと眺めていても飽きません。うっとり。

谷に降った雨水が、岩や砂の間を通り抜けるうちに1年〜10年もの時間をかけてゆっくりと濾過されて湧き出てくるため、ここまで透明になるそうなのですが……それにしても不思議なくらいの透明度ですね。

マオリの聖地としてのワイコロププ・スプリングス

「ワイ」は、ニュージーランドの先住民マオリの言葉で「水」を意味し、「テ・ワイコロププ」は「泉の喉もとから湧き上がる水」という意味があります。

この地に住むマオリにとって、ワイコロププ・スプリングスは祖先の霊とのつながりを保つためのとても大切な場所。部族の聖地として大切に守られています。

したがって、この泉の水に触れるのは堅く禁じられています。

泳いだり魚を釣ったりするのはもちろん、飲み水として持ち帰るのも禁止。マオリ文化を尊重し、マナーを守って観光しましょう。

ワイコロププ・スプリングスへの行き方

ワイコロププ・スプリングスへは、最も近い主要都市の「ネルソン」から車で約2時間です。広い駐車場があり、そこから10分ほど歩くと泉が見えてきます。

公共交通機関が無いため、旅行で来る場合はレンタカーなどの手配が必須なので注意してください。

途中で細い山道を越えなければならないので、たどり着くまでのハードルは高いのですが、一度はぜひ来ていただきたい!

「行ってみたいけど運転が苦手だよ〜」という方は、Jandals Lifeのメンバーでもある「りうか」さんが、ネルソンからの送迎サービスを行っています。

ほかの名所やグルメスポットへの案内にも対応しているので、気軽にリクエストしてみてくださいね。

送迎サービスを申し込む

世界一透明な湖もニュージーランドにある

ワイコロププ・スプリングスは「世界で二番目に透明な湖」だと紹介しましたが……実は、世界一透明な湖もニュージーランドにあるのです。

その名も「ブルーレイク」。ネルソンレイクス国立公園という地域にあり、透明度は驚異の80m!

ちなみに、ブルーレイクの記録が知られるまで世界一透明な湖の称号を保持していたのが、何を隠そうワイコロププ・スプリングス。ニュージーランド、湖の透明度が異次元ですな。

参考▶ Blue Lake Hut

なお、ワイコロププ・スプリングスが駐車場から10分というアクセス良好な位置にあるのに対し、ブルーレイクには最低でも片道2日かけて山の中を登らなければたどり着けません。うーむ、相当にハードルが高いですが、いずれは訪れてみたい場所です。

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(※記事中の解説は、ニュージーランド環境保全省のウェブサイトを参考にしました。)

ABOUT ME
はっしー
日本のIT企業で月100時間超えの残業を経験、過労死しかけた元社畜の34歳。理想のワークライフバランスを求めてニュージーランドの大学へ留学、プログラマとして現地就職。毎日定時帰宅の生活をエンジョイした後、永住権を取得。現在は無職です。