旅する

「ピールフォレスト」で樹齢1000年の大木に出会おう【ニュージーランドマイナー名所巡り】

こんにちは、現在ニュージーランドを車で一周中のはっしー(@hassy_nz)です。

今日ご紹介するのは、長短さまざまなトレッキングを一箇所で楽しめる「ピールフォレスト」

往復30分程度の軽いウォーキングから、一日がかりのちょっとした登山まで、バリエーション豊かなコースが用意されています。

先日そのうちのいくつかを実際に歩いてきましたので、写真とともにご紹介していきます!

ピールフォレストの場所

ピールフォレストは、ニュージーランド南島のちょうど中央あたりに位置しています。

クライストチャーチからだと車で1時間40分ほど。もっとも近い町はジェラルディンで、車で20分足らずでたどり着けます。

ジェラルディンは最近、日本人アーティストの手掛ける壁画で大きな盛り上がりを見せています。壁画鑑賞の後でピールフォレストまで足を伸ばすのも良さそうですね。

南島の小さな町が壁画で生まれ変わる日 - ジェラルディンの壁画アーティスト南島の小さな町、ジェラルディンをご存知ですか。 クライストチャーチとテカポの間で休憩地点として使われることの多い町です。そこにワーキングホリデーでやってきた日本人青年が、町に壁画を描き始めました。いまや、町の名物にもなっています。 この記事ではそのジェラルディンの壁画たちと、作者である江龍さんのご紹介をしています。...

長短11ものトレッキングコース!


トレッキングの拠点となるのは「テ・ワナフ・フラット」という広場。ピールフォレストの看板を過ぎてすぐに左手に見えてきます。駐車場もトイレもあるので、準備を整えて森の中を歩きに行きましょう。

ここを中心に、なんと11ものトレッキングコースが整備されています。

最も短いものは往復たったの30分。長いものでは往復7時間にも及ぶ登山コースもあり、初心者から上級者まで楽しめるのがピールフォレストの特徴です。

僕はトレッキング初心者なので、今回は一番短くて簡単な「ビッグ・ツリー・ウォーク」、そして往復1時間半の「アクランド・フォールス・トラック」の2本を歩くことにしました。

樹齢1000年の大木に出会える「ビッグ・ツリー・ウォーク」


休憩所の脇から始まる平坦な道を15分ほど歩くと、こんな大きな木に出会えます。

コースの名前にもなっている「ビッグ・ツリー」です(そのまんま!)。

この木は先住民マオリ族の言葉で「トータラ」と呼ばれるマキの木の一種。かつてマオリの人々は、これらの木からカヌーなどを作っていたようです。

高さは31メートル、幹の外周は8.4メートル以上にもなります。樹齢は1000年を超えているとか。

片道15分歩くだけで、こんな雄大な自然に出会えるとは驚きですよね! 高低差が少ないので、子供やお年寄りでも安心して歩けるコースです。

清流の滝を見に行くルート、意外ときつい

ビッグ・ツリーを見たあとは昼食休憩を挟んで、「アクランド・フォールス・トラック」を歩きました。

フォールスとは”滝”のこと。小さいながらもきれいな滝が見られるとのことで、いさんで出発すると……


のっけから階段、階段、また階段。

延々と上りの道が続きます。11月の天気の良い日で気温も30度近い陽気だったので、どんどん体力が奪われていきました。

そこまで長いコースではないものの、しっかり水を準備して挑むのがおすすめですね。

こちらが終点にある滝! 確かに小さな滝で見た目は地味ですが、緑の中に流れる水を眺めているだけで、山道を歩いてきた疲れも癒やされるというもの。

この日は平日ということもあり、自分以外に人は誰もなし。

せせらぎの音を聞き、木漏れ日を浴び、ゆっくりと景色を堪能してから帰路につきました。

ピールフォレストについては、はっしーのYouTubeチャンネルでも紹介しています! こちらの動画も良ければご覧くださいませ。それではまた!

ABOUT ME
はっしー
日本のIT企業で月100時間超えの残業を経験、過労死しかけた元社畜の34歳。理想のワークライフバランスを求めてニュージーランドの大学へ留学、プログラマとして現地就職。毎日定時帰宅の生活をエンジョイした後、永住権を取得。現在は無職です。