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ニュージーランドでプログラマになるには?現地で働くエンジニアが解説!

はっしー
はっしー
こんにちは! Jandals編集部のはっしーです。

この記事では、ニュージーランドでプログラマになる方法について解説します。

僕自身、ニュージーランドの現地企業で3年以上働いている、現役のプログラマです。

実際に僕が体験した就活の内容を元に、詳しく紹介していきます!

プログラマになるのに必要なもの

ニュージーランドでプログラマになるためには、以下のものが必要です。

  • ビザ
  • 学歴
  • ポートフォリオ

それぞれ詳しく解説していきましょう。

ビザ

プログラマに限らず、外国人がニュージーランドで働くためには、就労が許可されるビザが必要になります。

あなたがいま30歳以下であれば、ワーキングホリデービザ(ワーホリ)が使えます。

1年間ニュージーランドに滞在して、働いたり観光したり自由にできるので、ワーホリを使って現地で就活するのはアリですね。

もし30歳を超えてしまっていても、諦める必要はありません。

ニュージーランド国内の大学や専門学校を卒業したときに与えられる、ポストスタディワークビザを狙う方法があります。

ビザの規定は頻繁に変わりますので、詳しくはニュージーランド移民局のウェブサイトを確認してください。

学歴

ニュージーランドでは、IT関連の学位がないとプログラマになるのは非常に難しいです。

求人の多くにも「コンピュータサイエンスの学位」が応募条件として含まれています。

はっしー
はっしー
個人的には学位とプログラマとしての実力はそこまで関係ないと思うけど、これが現実です。

日本でIT関連の学位をすでに持っている人は問題ありません。

しかし持っていない人は、ニュージーランドの大学や専門学校に通って学位を取得する必要が出てくるでしょう。

といっても、1年だけ通えば大丈夫です。

ニュージーランドには「Graduate Diploma」という1年で大学卒業相当の学位が取れる制度があります。

これを使えば、そこまで時間や学費をかけずに必要な学位が取れるんです。

僕もGraduate Diplomaを利用して、ニュージーランドで学位を取得しました。

Graduate Diploma を受講するには、大学卒業相当以上の学歴を持っている必要があります。

なお、プログラマとして5年程度以上の職歴がある場合は、学位として認定してもらえる場合があります。

ARA Insititue などの専門学校が学位認定を行っていますので、詳しくは学校へ直接お問い合わせください。

ポートフォリオ

「ポートフォリオ」とは、自分がこれまで開発してきた実績をまとめたものです。

自分の技術力だけでなく、さまざまな分野に挑戦する意欲や、ポテンシャルの高さなどもアピールすることができます。

本業での仕事以外に、プライベートで開発したアプリやWebサイトについても複数載せられるものがあると好ましいです。

僕は、個人で請け負って作ったWebアプリやスマホアプリを実績として紹介していました。

実際に作ったポートフォリオはこちらから見れますので、参考にどうぞ。

参考▶はっしーのポートフォリオサイト

プログラマの仕事の見つけ方

求人サイトを見る

日本と同様、ニュージーランドにも各種求人サイトがあります。

主なものは次の2つです。

自分の気になる求人情報を探して、書類を送ればOKです。

これは日本での就活とそんなに変わりませんね。

知り合いに紹介してもらう

実はニュージーランドには、非公開の求人がたくさんあります。

知り合いのプログラマから

「いい人がいれば採用したいんだよね〜。選考受けてみる?」

と声をかけられて、試しに面接受けてみたら合格しちゃった、なんてことも。

どんな人脈が仕事につながるかわかりません。

ミートアップには頻繁に顔を出して、業界内での友人をたくさん作っておきましょう。

ちなみに僕は、よく遊んでいたプログラマの友達が働いている会社に紹介してくれて就職できました。

それで選考を受けたところ、トントン拍子で話が決まって、無事内定を獲得できたんです。

はっしー
はっしー
持つべきものは友ですよ!

学校の先生に紹介してもらう

僕の周りで就活を成功させている人の多くが、通っていた大学や専門学校の先生の紹介で内定を取っています。

ニュージーランドの学校は、地元のIT業界と密接なつながりを持っています。

学校でそれなりの成績を取っていれば、先生から企業に「いい生徒がいるよ」と紹介してくれるんですね。

もちろん面接はきちんと受けなければいけませんが、書類選考で落とされるような可能性はグッと低くなります。

こうしたチャンスを逃さないためにも、学校に通う場合はきちんと勉強して、少しでもいい成績を取るようにしましょう!

選考や面接の内容

コーディングテスト

面接に進む前に、きちんとコードが書けるかどうかテストをやらされる場合が多いです。

一般的には、指定された時間帯に特定のURLにアクセスし、制限時間内に与えられた仕様を満たすコードを書くという内容です。

そこまで難解な問題は出されませんが、テストそのものに慣れていないと、焦って問題が解けなくなるおそれがあります。

【Paiza】【Topcoder】など、コーディングテストができるウェブサイトで練習をしてから臨むのが良いでしょう。

技術に関する質問

プログラマとして最低限覚えておきたい、技術的な用語に関する理解を尋ねられることがあります。

一例として、次のリストにあるような言葉の意味を、英語で説明できるようにしておきましょう。

  • オブジェクト指向言語と関数型言語
  • 依存性注入
  • デザインパターン
  • ジェネリック

業務経験・知識に関する質問

これまでどのような仕事をしてきたのか、その中からどんな学びを得たのかに関してもよく聞かれます。

想定質問の一例をリストに挙げておきますので、こちらも英語で答えられるようにしておきましょう。

  • これまでの仕事における成功体験・失敗体験
  • チームワークをうまく発揮できた経験
  • 仕事が納期に間に合いそうにないときどうするか

まとめ 〜ビジネスレベルの英語と、並の技術力があれば良い〜

「海外で働くプログラマ」と聞くと、英語ペラペラ、かつとんでもなく高いスキルが要求されるのではないか、と思われるかもしれません。

ですが実際は違います。

面接でコミュニケーションができるレベルの英語力と、人並みレベルの技術力があれば十分なんですよ。

僕がニュージーランドで就職できたのが何よりの証拠です。

ぜひこの記事を参考にして、海外のIT業界で働くための第一歩を踏み出してみてください。

ABOUT ME
はっしー
日本のIT企業で月100時間超えの残業を経験、過労死しかけた元社畜の34歳。理想のワークライフバランスを求めてニュージーランドの大学へ留学、プログラマとして現地就職。毎日定時帰宅の生活をエンジョイした後、永住権を取得。現在は無職です。