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【ビザ】2021 レジデントビザの新たな詳細 – 2021 インテリムビザ

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こんにちは!PINです。来週、12月1日から第1フェーズ対象者が申請可能となる2021 レジデントビザの続報です。
【ビザ】2021 Resident Visaの詳細10月29日発表された2021 Resident Visaの詳細です。 第1フェーズ組が軸となった説明となっています。...

最初の詳細発表からしばらく経ち、申請可能日の1週間前のタイミングで新たな情報が解禁となりました。

今回はしばらく噂されていたインテリムビザについてです。

注:インテリムビザとは、申請したビザの審査結果を待っている間に保持中のビザの期限が来てしまう場合に発給される「審査期間中に保持中のビザが切れても、合法的に滞在を続けられる繋ぎのビザです。

移民局長のクリス・ファーフォイがとあるインタビュー中に「審査中にビザが切れないようにビザの延長をする。」というようなコメントを残したのが噂の発端です。

本当はこういう大事な情報は正式に発表するべきなんだけど、こういう脇が甘いところがクリスの良いところですね(呆)!

この発言のせいで、一般の人達は「申請すればビザ延長!」と思いこんでしまうし、弁護士やイミグレーションアドバイザーは公式の情報(エビデンス)がない状態では断定できないことから「現時点では正式な発表はありませんが、もしかしたら審査期間中の滞在用ビザが発給される可能性もあります。」くらいしか言えない状態に陥るし、なかなかたくさんの問題を引き起こしてくれました。

ということで、「公式の情報」にあたるのが今回の発表です。

2021 インテリムビザ

2021 レジデントビザを申請した後、審査中に保持中のビザの期限が来てしまう申請者には、審査結果が出るまで合法的にニュージーランドに滞在することが出来る2021 インテリムビザが発給されます。

2021 インテリムビザ取得方法

2021 レジデントビザを申請後、保持中のビザの期限7日間前を目安に、2021 インテリムビザが発給されます。このビザは、保持中のビザの期限の翌日から有効になります。

インテリムビザは自動発給されるので、申請は必要はありません。

自動発給対象者には、移民局から条件及び期間が記されたEビザが送られます。

2021 インテリムビザの条件

申請者(申請に含まれている人も対象)がビジタービザもしくはワークビザを保持している場合、2021 インテリムビザはそのビザと同じ条件にて発給されニュージーランドでの滞在を続けれられます。

学生ビザを保持している場合に発給される2021 インテリムビザは、オープン学生ビザの条件となり、どの地域でも、どの学校でも、どのプログラムでも通学することが可能となります。

2021 インテリムビザの期間

2021 インテリムビザは、2021 レジデントビザの申請の取り下げ、もしくは申請が却下にならない限り12か月間有効です。

申請の取り下げ、もしくは申請が却下になった場合、その日から2か月後に2021 インテリムビザの期限は切れます。

短期滞在ビザを申請する場合

現在保持中のビザの期限が来てしまう方で、2021 インテリムビザの条件より、その他の短期滞在ビザの条件の方が目的に合っているというような場合は、2021 インテリムビザの発給を待たずに新たな短期滞在ビザの申請をするようにしてください。

注:短期滞在ビザはTemporary Visaと呼ばれ、短期滞在用に用いられる学生ビザ、ワークビザ、観光ビザ等を指します。

2021 レジデントビザの申請取り下げ、もしくは却下された場合

2021 レジデントビザの申請の取り下げ、もしくは申請が却下された場合、短期滞在ビザを保持していない限りは新たなビザの申請は出来ません。

注:一般的にインテリムビザ保持中は新たなビザの申請が出来ない為、この規定が適用されます。

リスク

2021 インテリムビザの最大のリスクが上記の「取り下げ・却下」の場合です。

申請に何らかの問題がある場合、2021 レジデントビザが却下となることもあり得ます。

その際、新たな短期ビザを保持していないと結果が出てしまった時点でその後のオプションがなくなってしまいます。

更に、予想審査期間(最大12ヶ月)を考慮すると2021 レジデントビザの「2度目の申請」は難しいと思われます。

2021 インテリムビザのシステム自体は良いとは思いますが、申請前にしっかりと問題点とリスクの把握をするようにしてください。

 

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