今回は再度の半年間の延長となったワーキングホリデービザのお話です。
公式の情報は↓から読めます。
さて、今回の発表ですが、どこよりも早く発表してしまったのがIndian Weekenderです。
ちょっと気になるニュースがインディアンウィークエンダーに投稿されています。#ニュージーランド にワーホリビザ及びSSEビザで滞在中の方で、6月21日から12月31日までに期限の来るビザが再度半年間延長される、と。
ちなみに公式の発表はまだありません。https://t.co/he4kmsG95i— ビザアドバイザー&PINのデータサイエンティスト@ニュージーランド (@Pwr_In_Nmbrs_NZ) June 9, 2021
該当の記事はもうないみたいですが、通常の「予測記事」とは異なり移民局トップのKris Faafoiのコメントも載っていたので、気になって調べてみたところ、本来の記事リリース日より早く情報を載せてしまっていたことが発覚。
こういったことはあまりないので少し混乱を招きました。
ということで簡単なまとめを始めます。
ワーキングホリデービザ
2021年6月21日から同年12月31日までに期限の来るワーキングホリデービザが自動的に6ヶ月間延長されます。
対象となるビザ保持者は、6月14日にニュージーランド国内にいた方となります。
延長されたワーキングホリデービザの条件はPermanent Employment(期限のない雇用)でなければどの職業でも働けます。
2021年6月25日までに移民局からビザ保有者へ連絡があります。
ビザ保持者はそのメールを就労可能なビザ(就労の権利)の証明として利用できます。
ビザの情報は7月上旬までにアップデートされます。
SSEビザ
2021年6月21日から同年12月31日までに期限の来るSSEビザも自動的に6ヶ月間延長されます。
対象となるビザ保持者は、6月14日にニュージーランド国内にいた方となります。
延長されたSSEビザはどの職業でも働けます。
2021年6月25日までに移民局からビザ保有者へ連絡があります。
ビザ保持者はそのメールを就労可能なビザ(就労の権利)の証明として利用できます。
ビザの情報は7月上旬までにアップデートされます。
同時に発表された時給規定
ビザの延長ニュースと共に発表されたのが、ワークビザの時給規定額及び規定が開始される日です。
2021年7月19日からEssential Skills Work VisaとSkilled Migrant Categoryの規定時給が「27ドル」となります。
簡単にデータを見たんだけど、年間2%のインフレ率はキープされています。
コロナに負けず(?)に今年の4月に予定通り最低時給を上げた影響もあると思われます。
個人的意見
個人的な意見ですが、移民局はこの「半年」の期間の乱用は抑えて、簡易審査的なプロセスでワークビザを確保できるような道を作った方が良い気もしています。
国(コロナ)の情勢を見てのギリギリの発表になることは理解できるのですが、基本的に発表が遅すぎるため、発表時には既に国外へ出る準備をしているワーキングホリデービザの保持者がたくさんいます。
結果的に国内で賄えない人材を確保するための延長措置が上手くいかないという結果に繋がるような気もします。
今の時期で既に足りない人材をワーキングホリデービザ保持者で補っていくのであれば、もう少し先の見通しが立てやすい状況を作ってあげられた方が良いようにも思えます。
もちろんその審査に割ける人員がいないからこその「自動延長」なのだろうけど。
それでも、しばらくの間働いてもらうために半年間延長ね!って言うのはなかなか虫の良い方法ですよね。
更に、同じタイミングで発表となった時給額。
国民の半分がこの時給額以上を受け取っているはずなのですが、業界の偏りが大きい気がします。
業界によってはこの額に届かないところもあるだろうし、その分野を現地人だけでカバーしていくのにはやっぱり無理があるようにも思えます。
Anyways、簡単なビザのアップデートのまとめでした。
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