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実録:ニュージーランドから日本に帰る・前編【2021年6月10日搭乗まで】

りうか
りうか
こんにちは。骨折の治りが悪くて、最悪日本の夏の間中、ずっとムーンブーツかもしれない…と震えているりうかです。

さて、今回はタイトルの通り、実際に私がニュージーランドから日本に渡航した際の記録を、準備から日本入国までの時系列に従ってお届けします。
長くなってしまったので、今回は前編として当日飛行機に搭乗するまでの準備までの記録となります。

ます始めにお断りしておきますが、今回の記録は

・私の個人的な経験の記録であり、誰もが同じ形での渡航が出来るとは限りません。
・2021年6月10日渡航の準備と当日の記録であり、状況や条件は常に変わっています。

です。
また準備から簡単に記していますが、準備の概要についてはこちらの記事もご参照ください。

ニュージーランドから日本に帰る時に必要なこと(2021年5月27日アップデート)まだまだcovid-19で国と国の間で行き来をするのは大変な状況が続いていますが、ビザの関係やさまざまな事情で国境を越えなくてはいけない人がいるのもまた事実。 今回はニュージーランドから日本へ入国する時の必要な手続きについてご紹介します。...

渡航1週間以上前に行ったこと

航空チケットの購入

私の場合は、早期ワクチン接種申請を行ったので、こちらが申請に必須だったため、かなり前での購入になりました。

具体的には7月渡航予定で3月末にニュージーランド航空で購入。
オークランドでの滞在予定があったため、国内線(ネルソン~オークランド)と国際線(オークランド~成田直行便)を別々に取りました。

その後、事情の変更があって日程を2回変更し、最終的に6月10日の渡航になりました。
国際線は変更は無料で出来ましたが、国内線は1回ごとに差額の支払いが必要だったので、合計で$100程度の支払いになりました。
※念のために電話で事情を説明してみましたが、無理でした…。

Pre departure test(海外渡航用PCR検査)の予約

私はヘルスラインに電話をして、滞在先から一番近い病院を紹介してもらいました。
この際、渡航日と渡航便を聞かれました。

病院に電話をした際GP登録等を聞かれましたが、ヘルスラインからの紹介と話すと、以降はとてもスムーズに済みました。

またヘルスラインでも病院でも、一応先に 日本政府指定の紙に記入することが必須 である旨は伝えておきました。(当時、必須になってまだ余り経っていなかったためか、両方から「そんなの初めて聞いた」と言われました。)

Pre departure testの値段

Unite Against Covid-19のページにも記載してありますが、

Pre departure testの値段は医療機関によってまちまち

です。

ちなみに私は、検査や書類記入等すべて込みで NZ$250.00 でした。
さらに別途交通費が 約NZ$60.00 掛かっています。
※詳細は、下記Pre depurture testの項目で記しています。

SNSを見渡す限り、私より安かった人も高かった人もいました。私のように一括の価格の方も、所定の形式の書類に記入するオプション料金が付いた方、緊急性が高い場合に割増料金だった方などもいます。

今後、帰国される方は、時間と値段と場所など、利便性のバランスを考えて検査する病院を選ぶ ことをお勧めします。

日本での携帯電話回線の契約(eSIM)

IP電話番号は持っていましたが、今回は長期滞在になることもありますし、滞在確認の電話もかかってくるということで、電話回線付きのものを契約しました。

私の持っているスマホはeSIM対応だったため、オンライン個人認証可能なものを選び、申し込みから24時間以内には日本の電話番号を取得できました。

書類のプリントアウトと記入

検査証明書

念のために2枚、サンプルページと一緒に印刷しておきました。
実際には使いませんでしたが、心の安寧のためには大切でした。

誓約書

裏表にするか迷って、一応全ページ片面で印刷し、すべて記入しておきました。
こちらには、上記で取得した日本の携帯番号を記入しました。

質問票への回答、QRコード取得

スマホからでもPCからでも回答できますが、私はPCから回答しました。
ここでも、取得したての日本の携帯番号を入力しました。

また回答が終わるとQRコードが出てきますが、PCからの回答だったので、スマホで撮影&PC画面のスクリーンショットを取って、スマホ内ですぐに出せるところに保存しておきました。

アプリのダウンロードと設定

OEL(位置情報確認アプリ)

ダウンロード後、立ち上げまでを確認し、通知などはすべてオンにしておきました。
※使用は帰国後しか出来ません。

MySOS

こちらは立ち上げて、個人情報までを入力しておきました。
Twitterで知った通り、名前は全てアルファベット大文字で入力しておきました。

COCOA(接触確認アプリ)

ダウンロード後、立ち上げまでを確認し、通知などはすべてオンにしておきました。

私はiPhoneだったので、位置情報保存アプリは入れる必要がありませんでしたが、設定でGPS情報を追えるようにしてきました。

iPhoneでの位置情報設定

設定>プライバシー>位置情報サービス で
位置情報サービスをオンにする
さらにその画面の一番下にある システムサービス から
システムサービス>利用頻度の高い場所>利用頻度の高い場所 で
利用頻度の高い場所をオンにする

空港から自宅までの移動手段の確保

幸運なことに、私は関東圏内に自宅があり、また友人が当日仕事を休んでピックアップしてくれることになりました。

日程が何回か変更になったため、もし友人が休みを取れなかった場合用にレンタカーの情報も調べておきました。

ネルソンからオークランドへの移動

渡航1週間前は切っていましたが、一応こちらで。

もともとオークランドでのキャッチアップやPre depurture testの時間を考えての移動でしたが、まさかの渡航前2週間で足を骨折という緊急事態に見舞われたため、事前移動にしておいて本当に良かったです。

当日朝イチ便での移動だったら、気持ちも落ち着かず、空港スタッフやニュージーランド航空の人たちにもすごくお世話をかけまくっていたに違いありません…。

ちなみに国内線移動の際は、車椅子移動のアシスタントをお願いしていたせいか、オンラインチェックインが出来ませんでした。

Pre departure test

出発72時間前を切ったらすぐに検査をしたかったのですが、まさかのロングウィークエンドで48時間を切ってからの検査となりました。

サンプルの採取

まずは予約をしていた病院でサンプルの採取。ここで再度、入国に必要な紙の書類について説明しました。

私はここで、個人情報は自分で記入してね、と言われ、パスポートを片手に記入しました。(多分、病院側が記入してくれるところも多いと思います)

サンプルは鼻からでしたが、予想に反してあまり苦しくはなかったです。

ただ、ここで支払いを済ませるのかなと思っていたのですが、普通にこの後の流れを説明され、またねと言われて送り出されたので、そのまま移動してしまいました。
これが後で面倒を引き起こしました。

Lab Testへのサンプル提出

私は緊急だったので、ただ待つのではなく自分でサンプルをラボに持って行くことになりました。ヘルスラインで相談し、予約時に病院にも伝えています。

Lab Test を調べると、オークランドを中心に多くの場所が出てきますが、サンプルを分析しているのは Mt. WellingtonのLab Testなので、サンプルはここに持ち込まなくてはいけません。
また、Lab TestではPre depurture test用のサンプルの取得を行っていない ので、必ず最初に医療機関に行く必要があります。

私は、Uberを使って病院からLab Testに向かいました。約20分で$26.00。

Pre depurture testのサンプルを持ってきたというとすぐに受付してもらえたのですが、ここで、支払いが済んでいるかどうかの確認が。
私が、病院で何も言われなかったので、後で支払うことになっているんだと思うというと、その場では受付をしてもらえました。

しかし!

その30分くらい後に病院から電話があり、支払いを済ませていないと分析が進められないと言われたのです。そんなの聞いてない!でも分析終わらないと困る!!ということで、バスで帰るつもりで移動していたシルビアパークから、慌ててもう一度Uberで移動。帰りは約$28.00かかりました。

病院で支払いを済ませて、もう大丈夫だよね?と念押しして帰宅しました。

検査結果の取得

アクシデントがあったのできちんと分析が進むか不安でしたが、翌日の朝Lab Testに電話したところ分析は終わっており、お昼頃に病院から連絡が来ました。

病院では書類をもらった後、

・個人情報が全て正確であるか再度チェック
・すべての欄が埋められているかどうかチェック
・医師のサインだけでなく、スタンプが押してあるか

をチェックしました。

この書類を他の印刷した書類などと一緒にして、クリアフォルダにまとめておきました。

オンラインチェックイン

国際線も車椅子のアシストをお願いしていたので、オンラインチェックインできないかなと思っていたのですが、無事チェックインを済ませることが出来ました。

これで渡航準備は完了です。

渡航当日

私は骨折のために車椅子だったので、多少他の人とは違う導線でしたが、やることはすべて同じだと思います。

当日はUberでの移動だったのもあり、朝からずっとマスクを着けていました。

荷物のチェックイン

Trans Tasman Bubbleの影響もあって、予想よりも空港はだいぶ混雑していました。

日本への渡航だと告げると、質問票のQRコードの提示 を求められました。
ニュージーランド航空の場合、これがないと手続きが進みません。

また、検査証明書の日本用の物ではなく、医師からの検査書類原文の提示 も求められました。
日本用の検査証明書以外は必要ないと思い、日本で余計な書類がくっついていると面倒なことになることを恐れて、ホチキスを外していたのでちょっと驚きました。念のため、すぐに出せるよう同じクリアフォルダに入れておいてよかったです。

出国手続き

ここは通常とほぼ同じだと思います。
私は、バックパックにトラベルピロー、ノートパソコン用バッグ(中には2台)に加えて、車椅子+杖という大装備だったので、セキュリティチェックでかなりの時間を要しました。

※ネルソンはrural airportの扱いでセキュリティチェックがないので、国内移動は簡単でした…。

搭乗ゲートまで車椅子移動だったので、導線が他の方とは違いましたが、空港内もそこそこ人はいました。ただ朝早くだったせいもあってか店はあまり開いていなかった印象です。

成田便のゲート前ではさすがに人がほとんどいなくなり、通常であれば座る場所をさがすほどですが、今回はほぼ空の状態でした。

後編は搭乗から入国までをお送りします

予想よりもかなり長くなってしまったので、ここからは後編に回します。
なるべく早い段階で公開しようと思っていますが、なかなか動きづらい事情もあり少し遅くなってしまうかもしれません。

もし、何かご質問などあれば、是非お問い合わせや、りうかのTwitter DMなどでお知らせください。

後編公開しました!

実録:ニュージーランドから日本に帰る・後編【2021年6月10日帰宅まで】covid-19で出国・入国がなかなか難しい状況になってい昨今。りうかが2021年6月10日にオークランドから成田に渡航した記録を、準備の段階からお届けします。 日々状況は変わっていきますが、経験談のひとつとしてお読みいただければと思います。 後編は、搭乗から到着ロビーに出るところまで。おまけで自己隔離中の確認事項もお知らせします。...
ABOUT ME
りうか
南島、ネルソンの隣のタスマン地方に住んでいます。2002年にニュージーランドに出会い紆余曲折の末、2017年に移住。永住権保持。元留学エージェント。ニュージーランド公認の運転教習と旅客輸送の資格を保持し、車旅サービスのmākohaというサービスを始めました。 料理が好きで、好きなものを好きな時に食べるためにいろいろ自分で仕込めるようになってきました。