皆さま、ニュージーランドにはどれくらいの期間滞在していますか?もしくはこれからどのくらい滞在予定ですか?
日本から海外に出かける際には、外務省が渡航登録を推奨しているのをご存知でしょうか。
もちろん登録されている方もたくさんいると思いますが、登録していない方の中には
「何それ?」「名前は知ってるけど何なのかよく分からない」「一週間旅行行くだけだし、要らないよね?」「ワーキングホリデーで帰る予定だし登録しないといけないの?」
…等々、いろいろな理由をお持ちの方がいると思います。
今回は「たびレジ」「在留届」の二つの渡航登録サービスについて簡単にまとめておこうと思います。
渡航登録サービスとは
海外に出かける日本人が登録をすることで、外務省が本人の居所を把握できるシステムです。現在はオンラインで簡単に手続き出来るようになっています。
在留届とたびレジの違い
在留届は 旅券法第16条によって定められているもので
外国に住所又は居所を定めて3か月以上滞在する日本人は、その住所又は居所を管轄する日本の大使館又は総領事館(在外公館)に「在留届」を提出するよう義務付けられている
ものです。
一方、たびレジは「海外安全情報 無料配信サービス」となり、短期であったり長期で居所を定めない旅、もしくは出かける予定のない場所であっても登録が可能です。
(留学生のいる家族がご自身の名前で登録することも可能です)
在留届についての詳細な説明は、外務省の こちら のページにもありますのでご確認ください。
何で登録するの?
在留届は義務付けられているものですが、それ以外にも登録には以下のような利点があります。
登録することで、現地の情報が手に入ります
たびレジの場合は、登録時に勧告が出ていると画面上に表示されます。
また、安全情報など、アップデートされた情報が大使館・領事館から送られてきます。
比較的治安が良いニュージーランドのような国でも、現在のように毎日状況が変わり、頻繁に出入国の手段やビザについてのアップデートが行われる場合は、自分で情報をまとめようとしても限界があります。
特にお仕事で忙しくされている方や帰国を直近に控えている方などは、ある程度情報をまとめてメールで送ってくれるのはとても有り難いです。
例えば現在日本に帰る手段として、6月末からのニュージーランド航空直行便復活の他にも、いくつかの航空会社を使った経由便が設定されていますが、経由地での乗り継ぎ方法や使用する航空会社などには制限があります。
航空会社や旅行会社のウェブサイトは更新が追いついておらず、ウェブサイト上で予約できても実際には搭乗できなかったり、経由地での乗り継ぎが拒否される可能性もあるのです。
また、大使館や領事館主催で行われるイベントのお知らせがあったり、居住地の近くに大使館が領事館がない場合は出張サービス(パスポート申請/受取など、一部のサービスが受けられる)のお知らせが来たりなどもします。
万が一の場合の安否確認や日本の家族への連絡が行われます
在留届では、現地と日本での緊急連絡先を登録します。
災害などがあった場合は、登録した本人情報をもとに安全確認が行われるとともに、緊急連絡先にも連絡が行くことになっています。
現地に家族がいない場合は、緊急連絡先に友人を設定することも可能です。
(私は同じ地域に住んでいる日本人の友人にお願いして登録させてもらっています)
在留届を出すと在外選挙人名簿登録が出来ます
この手続きは少し煩雑かつ時間がかかるのですが、在留届を出していないと海外にいると認められないので、ニュージーランドから日本の国政選挙に投票することが出来ません。
登録の仕方
どちらに登録していいのか分からない人、どちらの情報も見てみたい人は こちら から両方のページに飛べます。
たびレジ
渡航予定がある人はメールアドレスを使ってアカウント登録をしてからの登録となります。
渡航予定がない場合はアカウント登録せずに情報を受け取ることも出来ます。
(こちらも受取用メールアドレスの入力の必要はあります)
メールアドレス登録後、ログインすると国と渡航期間を登録する形になります。
在留届
在留届は 居住地が決まってから提出 となります。この為、渡航してからの登録になる方も多いかと思います。
紙に記入して、持参・郵送・FAXでの提出も可能ですが、このページを見ている方のほとんどはオンラインでの申請が早くて手軽かと思います。
登録の時にはメールアドレスを使ってアカウントを作り、ログインの後、必要事項を記入して登録します。住所や滞在目的などが変わった時もオンラインですぐに変更が可能です。
(私も今回見直していくつか訂正があったのでそのまま変更届を出しました)
家族がいる方は筆頭者が全員分の届け出を出せます。
日本語なので見ればだいたいわかるとは思いますが、念のため私自身の変更届の画面を参考に添付してみました。
渡航登録サービスを使って安心して滞在しましょう
もし何か分からないことなどあれば SNSからでも お問い合わせ からでも、ご連絡ください。
また、他にも知りたいことなどありましたら是非教えてくださいね。