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パスポートにビザラベルを貼ってもらおう!(ただし有料で)

りうか
りうか
こんにちは。ここ数日、飲んでいる薬の副作用でやたら眠たいりうかです。10時間寝てもまだ眠いなんて久しぶりです…。

ニュージーランドのビザ申請システムはかなりオンライン化が進んでいますよね。
そして発行されるビザも、昔はすべてパスポートに貼るラベル(ステッカー)だったものが、数年前から学生ビザとワークビザがeVisaに移行し、現在はすべてのビザがeVisaといって、PDFで送付されプリントアウトして携行する形になっています。

ただ中には、eVisaでは味気ない、せっかくなので昔のようにビザにラベルを貼ってほしい!と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。またパスポートを移行する際に初めてラベルが無くなったことを知って、戸惑われる方もいると聞きます。

実は現在でも、お金を払えばビザのラベルをパスポートに貼ってもらうことが出来るのです。今日は、このプロセスをご紹介したいと思います。

※ニュージーランド移民局のサイトではStickerとLabelという単語が混在していますが、ここでは「ラベル」に統一しています。

情報はすべて 2021年2月現在 のものです。
詳細は ニュージーランド移民局のページ でご確認ください。

誰がビザラベルを貼ってもらえるの?

ニュージーランドに滞在するためのビザ(eVisa)をお持ちの方でしたら、誰でも申請することが出来ます。
※最初からラベルでと指定することはできません。必ず最初に必要なビザをeVisaの形で入手して、初めてラベルとしてパスポートに貼ってもらうことが出来ます。

ただコストや入手のための手間(後述)を考えると、短期間の有効期限のあるビザで申請するのはちょっともったいないかもしれません。
長年の苦労を経て居住権(Residence)や永住権(Permanent Residence)ビザを手に入れた方たちは、その結晶でもあるビザをラベルとして残しておきたい方がいらっしゃるかもしれませんね。(私もその一人です)

ちなみにパスポートを更新した際、新しいパスポートにもラベルを貼ってほしい場合は、同じ手続きをする必要があります。

いくらかかるの?

手続きには NZD$130 かかります。(別途郵送費が必要です)

昔はタダだったのに…!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ひとつひとつのパスポートにラベルを貼る手間を削減するためのeVisa化ですから、そこを敢えて貼ってもらうプロセスを考えると、妥当なところかなと個人的には思います。

時間はどれくらいかかるの?

移民局のサイトでは 8営業日 以内にプロセスが終わると説明されています。

ただ、2021年現在、covid-19などで混乱した状況を考えると場合によっては多少長くかかることがあるかもしれません。

ちなみに私は2020年のロックダウン直前に申請したため、パスポートが戻ってくるまでに何と 3ヶ月! を要しました…。

手続きの仕方

ラベルを貼ってもらうというアナログな(かつ想定としては多分あまり多くない)目的なので、手続きも紙ベース&郵送になります。

ただ、方法はとっても簡単。

Application for Transfer or Confirmation of a Visa (INZ1023)という書類に必要事項を記入し、オリジナルのパスポートと一緒にニュージーランド移民局に郵送するだけです。

申請書の中に支払い方法を指定する欄がありますので、そこに記入した方法で$130を支払う形になります。
またパスポートの返送先も申請書の中で指定することが可能です。

参考までに、2021年2月現在の申請書はこちら、また郵送先は以下の通りです。

Immigration New Zealand
PO Box 76895
Manukau City
Auckland 2241
New Zealand

ただしご自身で申請する際には、必ず 移民局のサイト で最新の情報をご確認ください。

気を付けたこと

パスポートという海外滞在に於いて一番重要といってもいいものが手元から無くなってしまうため、私は念のために パスポートのサーティフィケートコピー(JPのサインが入ったもの) を作成し、 eVisaをプリントアウトしたもの と一緒に持っていました。

手続きには一切関係ありませんし、実際に使うことはありませんでしたが、個人的にはやっておいてよかったと思っています。

皆さまのニュージーランドライフが少しでも豊かで実りあるものになりますように!
ほかにも記事にして欲しいことなど何かリクエストがあれば、お問い合わせ から是非お知らせください。

ABOUT ME
りうか
南島、ネルソンの隣のタスマン地方に住んでいます。2002年にニュージーランドに出会い紆余曲折の末、2017年に移住。永住権保持。元留学エージェント。ニュージーランド公認の運転教習と旅客輸送の資格を保持し、車旅サービスのmākohaというサービスを始めました。 料理が好きで、好きなものを好きな時に食べるためにいろいろ自分で仕込めるようになってきました。