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【ビザ】2020年9月までの各ビザの変更点のまとめ

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こんにちは!PINです。

なかなか春の雰囲気を出さず、まだまだ冬っぽいニュージーランド。

まだ9月ですが、今年はコロナウイルスの影響でビザ関係に多くの変更が加えられました。移民局が一時的に手にした「新たな権限」もあり、変更への舵を切る速度が速いのも要因となっています(簡単な説明はここにも書いたよ)。異例の措置のはずの「ビザ延長」も次々に発表され頭がいっぱいいっぱいになっちゃいますよね。

ということで、今回は2020年9月16日までの主要な発表と変更点をまとめます。

この記事の日付については、特に記載がない限り2020年のものとなります。

「発表」という漢字の嵐なので読みにくくないといいけど汗

2月:レジデンスクラスビザ(Skilled Migrant Category (SMC)とResidence from Work (RFW))の審査優先順位の発表

SMCの審査に関して言えば、移民局は2018年の12月分までが終わり、やっと2019年の審査に取り掛かり始めました。とは言え、2018年12月以降に申請をし今年レジデンスクラスビザを取得できた方もいます。

それが、2020年2月24日の発表で伝えられた「優先順位」の設置。

移民局が優先的に処理する申請

登録が必要な職業(登録が必要な職業かどうかはここで確認可能)

国の時給中央値の2倍の時給(時給$51、年収で$106,080)で働いている人

更に、今まで優先されていたTalent (Accredited Employer)タイプでのレジデンスクラスビザの申請の優先もなくなりました

ー原文ー
Who will be prioritised

INZ will continue to prioritise people with occupational registration and those earning twice the median wage (currently NZD $51 per hour and NZD $106,080 per year). Due to the volume of applications, from Monday 24 February 2020 applicants under the Talent (Accredited Employer) resident visa category will no longer be prioritised, unless they are either highly paid, or in an occupation requiring registration.

とは言え、ちらほらこの枠に入っていないのにビザが発給されたという話を聞くこともあるのも確か。この安定の無さは正直気になるところだけど。

ちなみに2020年9月8日の時点では、移民局は、

  • 優先枠ではない申請は2019年2月の申請分
  • 優先枠の申請は待機列に入ってから2週間以内

に審査官をつけているとのこと。

審査官がついた後はその審査官の仕事量に合わせて順次審査が開始されます。

ー原文ー
As of 8 September 2020, INZ is allocating:

  • non-prioritised SMC and Residence from Work applications received in February 2019, and
  • prioritised SMC and Residence from Work applications within 2 weeks of the application joining the priority queue.

4月:最初のビザ延長の発表

国境が閉まったり、世界各国の航空会社がフライトを減らした影響やロックダウンの影響で、国間の移動が難しくなりました。

そこでニュージーランド政府が決めたのが、ビザの期限延長です。

4月の発表の通り2020年4月2日から7月9日までにビザの期限が来るビザ保持者のビザは2020年9月25日まで自動で延長されました。

ー原文ー
Visa extensions

Holders of a work, student, visitor, limited or interim visa with an expiry date of 2 April to 9 July 2020 inclusive who were in New Zealand on 2 April 2020 will have had their visas extended to 25 September 2020. A confirmation of this was emailed to all visa holders.

後1週間と少しで期限が来ると思うので、滞在を伸ばしたい方は新たなビザを申請してくださいね!

7月:雇用主がサポートしているタイプのワークビザの延長の発表

その数か月後、7月に発表されたのが雇用主がサポートしているワークビザの延長です。

該当ビザの種類
  • Essential Skills
  • Work to Residence
  • Special and Skilled work visas for China, Indonesia, South Korea, Philippines and Vietnam
  • Special category work visas for Japanese Interpreters and Thai Chefs
  • Work visas granted under section 61 of the Immigration Act 2009 that specify an employer

該当となるのは、2020年7月10日の時点でニュージーランド国内に上記のワークビザで滞在中で且つ2020年12月31日までが期限のビザです。延長期間は6ヶ月間。

ー原文ー
6 month extensions for employer-assisted temporary work visas
If you are in New Zealand on the 10 July 2020 and you hold an employer-assisted temporary work visa due to expire before 31 December 2020, it may be extended for 6 months.

当初の発表ではこれらのビザに付随する子どもやパートナーは延長の対象にならないという発表でした。しかし、2020年8月に、子どもとパートナーも延長されたワークビザと同じ期間のビザの発給をするという発表がされました

ワークビザのみの延長が更なる混乱と申請数の増加を生むってことに気付かなかったくらい移民局は決定を急いだのかな。

ちなみに、この前移民局と話したのですが、この家族分のビザ延長はシステムのエラーのせいで手動でビザを発給しているとのことで、発給に大幅な遅れが出ています

ちょっと気になって2017年の8月から12月までのDependent Childの学生ビザの発給件数を調べたら、5655件でした。これに加えてパートナーがあるんだけど、マニュアル作業で大丈夫かな汗

アドバイザーをつけていない方はなかなか情報がアップデートされなくてやきもきしちゃいますよね。しばらくかかるようなので辛抱強くお待ちください。

7月:Essential Skills Workビザの規定変更の発表

コロナの状況に対応する為の変更が続く中で、Essential Skills Workビザの規定も変更となりました。

変更内容

これに加えて、子どもとパートナーのサポートの条件にも少し変更が加えられました

サポート条件
  • 国の時給中央値(25.50ドル)以上の時給で働いている場合は、パートナービジタービザかパートナーワークビザのサポートが可能
  • 国の時給中央値(25.50ドル)未満の時給で働いている場合は、パートナービジタービザのみサポートが可能
  • $43,322.76以上の年収の場合は国の時給中央値未満の時給でも、子どものドメスティック扱いの学生ビザのサポートが可能

時給は毎年上昇傾向にありますので、ご注意ください。

そもそも時給はどうやって決まるの!?という方はこちらを読んでみてください

8月:Lower-paidワークビザ保持者の1年間のワークビザ再申請不可期間の適用延期の発表

「12 month stand-down period for lower-paid workers(日本語にするのが難しい……)」という規定があり、2017年8月28日から有効となりました。当時は「Lower Skilled」というカテゴリーだったね。

これは、Lower-paidカテゴリー(時給$25.50未満カテゴリー)のビザで累計3年間ニュージーランドに滞在した場合、再度Lower-paidカテゴリーでのビザ申請が可能になるためにはまず1年間ニュージーランド国外で過ごす必要がある、という規定です。
尚、Lower-paidカテゴリーのビザで累計3年間ニュージーランドに滞在したあとに滞在したあとに、1年を待たずにHigher-paidカテゴリーでビザを申請することは可能です。

今年の8月からこの規定の最初の該当するビザ保持者が出てくるはずだったのですが、同じタイミングでこの該当者も含まれるワークビザの自動延長がありました。

結果として、この1年間のStand-down periodの開始を2021年2月からに遅らせることに。

この規定は知らない(忘れている)方もいるので現在お持ちのビザをしっかり確認し、早めに計画を立てるようにしてくださいねー

ー原文ー
Delay to the 12 month stand-down period for lower-paid workers
The introduction of the12 month stand-down period for lower-paid workers who have had their employer-assisted work visa extended will be delayed.

If you are employed in a lower-paid role where you must stand down between August 2020 and of the 31 December 2020, you will be able to stay in New Zealand and work for the same employer in the same occupation and location for up to 6 more months, in line with your visa extension.
The stand-down period will still apply if you apply for another lower-paid Essential Skills work visa including to work for another employer, or change location in a lower-paid role.

If you are required to stand down from February 2021, you must leave New Zealand for 12 months before you can apply for another lower-paid work visa.

9月14日の例外措置の発表

細かい規定が多くあるので詳細は割愛しますが、下記の職業に就いている方はこのStand-down periodまでにLower-paidカテゴリーで3年間ではなく4年間働くことが可能となります。

WK3.20.7 Essential Health Worker Occupations
The occupations referred to in WK3.20.6 are:

  • Medical Doctors
  • Nurses
  • Midwives
  • Psychologists
  • Physiotherapists
  • Technical and support staff working in:
    Theatre
    Laboratory
    Radiology
    Cardiology Blood service
    Nuclear medicine
    Oncology
    Haematology
    Pathology
    Hyperbaric medicine
    Mortuary
    Research Staff
  • People employed in the following sectors:
    Aged care
    Palliative/hospice care
    Mental health
    Child health
    Forensic care workers

9月:ビジタービザ(観光ビザ)の期限延長の発表

9月に発表されたのが、ビジタービザの延長です。

ニュージーランド国内に滞在中で9月4日から10月末までが期限のビジタービザが自動的に5ヶ月延長になりました

とは言え、全てのビジタービザが延長されるのではありません。

は対象外となります。

対象者には9月22日までに移民局が直接連絡をする、ということなんだけど、遅れるんじゃないかなぁ。

ー原文ー
The Government is automatically extending current onshore visitor visas that are due to expire between 4 September and the end of October 2020 by five months.

Some visitor visa categories will not be extended. These include the critical purpose visa holders, guardians of students, and partners or dependants linked to a work visa holder whose visa was extended previously.

We will contact all those eligible for the extension by 22 September 2020.

9月:新たなビザタイプ、COVID-19 Short-term Visitor Visaの発表

ビジタービザの延長と同時に発表されたのが、新しいビザタイプのCOVID-19 Short-term Visitor Visaです。

このビザは、コロナウイルスの影響で母国へ帰ることが困難となっているニュージーランドに滞在している方を対象に、2か月間の短期滞在用のビザです。

ー原文ー
New COVID-19 short-term visitor visa
We are introducing a new two-month COVID-19 short-term visitor visa to allow temporary migrants stranded in New Zealand more time to arrange their travel home. Employment while on this visa is not permitted.

通常求められる滞在資金証明や健康診断等が免除されています。

ここにも詳細を書きました。

発表が多過ぎる……

ここまでまとめてみたけど、これ以外にも細かい変更がいくつかあります。

今週もいくつか変更点や規定への追加がありました。変更に次ぐ変更をし続けているところを見ていると、後手に回ってしまっている感が否めないですよね。

ニュージーランド人を優先」という国の方針もあるとは思うのですが、規定の変更内容はニュージーランド人を優先させるよりかは過度に特定の移民を優遇する図式になっている気もします。

そうすると、特定の分野で移民の割合が多くなり、結局はその業界に参入しにくくなりニュージーランド人を優先することが困難な状況を生み出すことが懸念されます。

しかも、その特定の分野の認識が政府と実際に働いている人達との間でズレが生じていそうです。

渡航を見送らざるを得なかったワーキングホリデービザの保持者や計画していた方達に対しての発表も早くしてくれると良いのですが。

また何らかの動きがありましたら、ツイッター等で発信していきますね!

 

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