こんにちは、Jandals Lifeのはっしー(@hassy_nz)です。
3月から4月にかけて、ニュージーランドには「イースター」と呼ばれる祝日がやってきます。
数少ない大型連休シーズンであり、遊びに出かける人も多いと思いますが、いったいどんな意味のある日なのかは意外と知られてないのではないでしょうか?
今回の記事では、イースターとはどんな日なのかについて詳しく解説していきます!
そもそも「イースター」って何?
イースターは、日本語では「復活祭」と呼ばれます。十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目に生き返ったことをお祝いするお祭りです。
キリスト教においてはクリスマスよりも重要な日とされており、ニュージーランドだけでなく、イギリスやフランスなどカトリック教会の影響の強い国の多くで祝日に設定されています。
3月から4月のお祭りですが、日本ではちょうどお花見や入学・進学など既存のイベントが多いので、ハロウィンやクリスマスと違ってあまり浸透していないようです。
イースターは何月何日?
クリスマスは毎年12月25日にやってきますが、イースターは毎年日付が変わります。
これは教会の定めた特別な計算式によって決められるためで、Wikipediaにも解説があるのですが、なにやらえらく複雑で読んでもよくわかりませんでした……。
計算式に従うと、毎年3月22日〜4月25日のどこかの日曜日がイースターということになります。年によっておよそ一ヶ月も変動するんですね。
ニュージーランドでは、イースター直前の金曜日が「グッド・フライデー」、直後の月曜日が「イースター・マンデー」という祝日で、毎年4連休になっています。
イースターの恒例行事
ホットクロスバンズを食べる
イースターの時期によく食べられるのが「ホットクロスバンズ」と呼ばれるパン。
十字架をあらわすクロスの飾りつけがされた甘いパンで、中にはレーズンなどのドライフルーツが入っています。
今では年中売られていますが、イースターと聞くと真っ先に思いつく旬の味覚ですね。
クリスマスケーキのように、事前に予約を受け付けているベーカリーもたくさんあります。
イースター・エッグ・ハント
子どもたちを対象にした宝探しイベントです。家の中や庭に隠された「イースター・エッグ」を探して遊びます。
エッグとは言いつつ、実際には卵やウサギの形をしたチョコレートを使うことが多いです。スーパーに行くと専用のお菓子がたくさん売られています。
キットカットもイースター仕様のチョコを発売中。
ニュージーランドらしい「イースターキウイ」なんてのもあります。
家族内で楽しむこともあれば、公園などを使って大規模に行われることも! 近くで行われるイースター・エッグ・ハントは、各種イベント情報サイトで探すことができますよ▶Eventfindaで探す
いろんなセールも開催されます
グッド・フライデーから始まる4連休は買い物シーズンでもあります!
家電量販店やアウトドアショップをはじめ、さまざまなお店がセールを開催する時期。
いままで買うのを躊躇していたあれこれを一気に買い揃えるのにいいタイミングかもしれませんよ。
多くのお店が閉まるので注意!
連休初日の金曜日「グッド・フライデー」、そしてイースター当日の日曜日には、多くのお店が閉まります。
ニュージーランドの労働法では、従業員はイースター当日の出勤を断る権利があるため(参考)、特に日曜日はお休みになるところが多いです。
スーパーマーケットやレストランも休業してしまうので、連休前に買い出ししておかないと「家に食べるものがない!」なんて事態になるかも。くれぐれも気をつけてくださいね!