これまで、ビールの飲み比べ・お気に入りのデイリービールについて記事を書いてきましたが、今回はお酒を買う・飲む事についてのルール・法律についてご紹介したいと思います。
ニュージーランドでお酒を買う時のルール
お酒は18歳から！
日本だと20歳からアルコールを買う事ができますが、ニュージーランドでは18歳以上からお酒を買う事ができます。しかし、購入者が18歳以上だと販売者が判断できない場合は顔写真付きのIDを持っていない場合は、販売してもらえません。
私がニュージーランドに来た時は30歳でしたが、それでも（たまに今でも）IDを求められる事があります。
もし、未成年にお酒を売ってしまうと販売側は営業停止等の厳しいペナルティがあり、この点は販売する側もかなり厳しくチェックしているように感じます。
ニュージーランドでお酒を飲む時のルール
お酒を飲む事が許されている年齢
ニュージーランドでは基本的に18歳からお酒を買ったり、飲む事ができます。日本では20歳からなので少し早い時から飲める事になりますね。
ただ、一部例外があり、ニュージーランドでは18歳以下の人でも保護者の許可があれば、お酒を飲む事が許されています。しかもそれがレストランのような公共の場所であっても可能です。
飲酒運転について
車を運転する時は、原則お酒を飲まない方がいいのですが、飲酒運転を取り締まる際の基準値については、以下のようになっております。
・呼気1リットル中のアルコール濃度、250マイクログラム
・血液100グラムにつき、50ミリグラム
上記のいずれかの基準を越えると飲酒運転として検挙される事になります。ちなみに日本の基準値は以下のようになっています。
・酒気帯び運転 *検出されるアルコール濃度のレベルにより罰則が違います。
-呼気1リットル中のアルコール濃度、150マイクログラム
-呼気1リットル中のアルコール濃度、250マイクログラム
こうやって見ると、日本の罰則の厳しい方の基準値と一緒という事ですね。だからと言って飲酒運転しても大丈夫という事では決してないので、くれぐれもご注意ください。
スタンダードドリンク(Standard drinks)とは？
お酒と単にいっても、ビール、ワイン、スピリッツ、カクテル等、アルコール濃度はそれぞれ違いますよね。ニュージーランドでは、スタンダードドリンク(Standard drinks)という基準があり、そのお酒がどれぐらいのアルコールを含んでいるか分かりやすく表示されているんです。
ビールやワインを日頃から買う方だと、ボトルの目立たないところに上のような画像が印刷されているのを目にした事があるかと思います。ちなみにこの表示は法律によって義務付けられています。
1スタンダードドリンク = アルコール10グラムと設定されており、アルコール4%のビール、330ミリリットル分がちょうど1スタンダードドリンクとなります。
こちらのサイトでどれぐらいで1スタンダードドリンクになるかを自分でお酒を選んでチェックできる面白いページがありました。ぜひやってみてください。
https://www.alcohol.org.nz/help-advice/standard-drinks/tool-can-you-pour-a-standard-drink/the-tool
また、Institute of Environmental Science and Research (ESR)という専門機関のガイダンスによると、多くの成人は2時間の内に2スタンダードドリンクであれば、ニュージーランドの飲酒運転の規定内に収まる(問題ない)であろうと書かれているようです。
完全に私の私感ですが、こちらはおそらくニュージーランドの成人を基準に計算されたものじゃないかと思っていて、一般的な日本人よりアルコールの処理能力や体格が違うので、この値をそのまま私達日本人に適応できないのではと思っています。あくまで目安として、見ていただければと思います。
スタンダードドリンクの目安表
[出典:https://www.alcohol.org.nz]
ニュージーランドでお酒を飲む場所のルール
日本では、コンビニやスーパーで買ったお酒を公園等の外で飲む事は基本的に禁止されていないのですが、ニュージーランドでは違います。
場所や時間によって、そこでお酒を飲んでいいかどうかが変わってくるところもあります。
Alcohol ban areas
ニュージーランドではAlcohol ban areasというエリアがあり、そのエリア内では飲酒やお酒の持ち込みが制限されています。
各エリアのカウンシルが情報を発信していますので、気になる方は、「自分エリア名 + Alcohol ban areas」で検索してみてください。
こちらはオークランドのAlcohol ban areasに関するページです。
https://www.aucklandcouncil.govt.nz/licences-regulations/alcohol-bans-policies/Pages/alcohol-ban-maps.aspx
また、ほとんどの地域のCBDエリアが24時間禁止(ずっとだめ)エリアになっていると思いますが、逆にその他のエリアはそこまで制限されていない事が多いかと思います。
また、公園やビーチは昼間は大丈夫（時間は場所によって違う）って事がほとんでですね。
まとめ
このようにニュージーランドではお酒に関するルールや法律がいろいろありますが、知る事によって飲む以外にもお酒を楽しめるのではないでしょうか？
今回お酒の事を調べるに使ったサイトで、お酒の飲み方についての面白いクイズコーナーがあったので、ご紹介します。
可愛いイラストでクイズを答えていくので、見るだけでも楽しいですよ！https://cheers.org.nz/drinking-and-your-health/drinking-quiz/
