Jujucoさんがつい先日アカデミックIELTS 7.5を取得した記念に英語のお話です♪
ニュージーランドの英語を聞いたことがあるみんな!
ってなったことない?
わからなさ過ぎて自己嫌悪に陥るし、勉強不足な自分を呪いたくなっちゃうよね(自分だけ?)!?
そのせいでモチベーションが下がってしまうことも。
でも、それ実は英語じゃなくてニュージーランド英語が原因だったりして。
ということで、今回はニュージーランドの英語の速度について!
早口過ぎる!
オークランド大学へ入学した頃、当時は大学は遊んで暮らす物だと信じて疑わなかった自分はとあるパーティーに行きました。
そこで出会ったアメリカ人の留学生さんと大学のコースの話になったんです。
と予想に反した返しが来た。
よくよく聞くと、「英語が速いから何言ってるかわからない!」と。
どうやら英語は国によって話す速度が全然違うみたい。
やっぱり速いらしい
大学では心理学を専攻し、臨床心理学と認知心理学を主に勉強していたので、言語に関するセラピーの授業も履修したんです。
その科目の授業の一部でRob(2004)の論文を読みました。
40人のアメリカ人(男女20人ずつで平均年齢がそれぞれ33歳と27歳)と40人のクライストチャーチのニュージーランド人(男女20人ずつで平均年齢がそれぞれ20歳と19歳)の英語の速度(Speaking rate)を比べた論文です。
この論文の目的は、国毎の差によっては、発話運動障害等の治療に対するアプローチも変えるべきなんじゃないか、ってことだね。
それを調べるために被験者を募り、実験を行い、統計的な差も計算していったんです。
Speaking rateは、被験者が音読する文章に含まれる音節数を、それを読み終わるまでにかかった時間で割り1分間にどれだけの音節を話すかを計算して求めます。
例えば、continueの音節はcon-tin-ueで3音節だね。
で、たどり着いた結論の1つは
ニュージーランドの英語は速い
どれくらい速いのか!?
実験で被験者に渡された文章の音節は127音節。
Speaking rateは、アメリカ人男性の平均は245で女性の平均は254。
それに対してニュージーランド人男性は277で女性の平均は284!
どちらの国でも女性の方が話す速度は速いみたいだね!
2つの国を比べると、ニュージーランドの英語は10-15%近く速いことに!
YouTubeで再生速度を「1.2倍速」に設定して動画をみたらこの感覚がわかるかも。
常に1.2倍の速度で生活をしているんです(大げさか笑)。
生活とかの物事の速さと話す速度はあんまり一致しないのかもね。
それだけじゃないんだよ泣
この実験には含まれていないニュージーランドの代表的な要素の1つが、人種です。
マオリ英語、アイランダー英語、アジア系の英語、インド英語にアイリッシュ系とあらゆるアクセントが入り混じっているいるのがニュージーランド英語なんです。
だからニュージーランドに来て英語力のなさに自信を無くしちゃった人、まずは自分の実力を疑う前に、飛び交ってる英語の差にも気を配ろうね!
いろんな事実を軸に考えてモチベーションが下がらないようにしていこー♪
Reference
Robb, M. P., Maclagan, M. A., & Chen, Y. (2004). Speaking rates of American and New Zealand varieties of English. Clinical linguistics & phonetics, 18(1), 1-15.
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