現在警戒レベル3真っ只中のオークランドからお送りしています。
他の地域は警戒レベル2なので、ソーシャルディスタンシング真っ只中ですね。
ロックダウン以来快晴だったりと相変わらずマイペースに自然は進んでいます。水曜日は嵐っぽいけど。で、このロックダウンの原因のCOVID-19です。
ニュージーランドは結構詳細なデータを出しています。
つい先日は、スーパーヒーローの風格も出ているDr. Bloomfieldがマオリやパシフィック系の人達を称賛してたよね。
ドクターBloomfieldがマオリやパシフィック系の人達はCOVID-19の感染件数がとても低いけど、検査数は圧倒的に多いって。
最も協力的な人達だって称賛してます😊
こういうコメントは嬉しいなぁ😊#ニュージーランド https://t.co/1AlCMObUKc— ビザアドバイザー&PINのデータサイエンティスト@ニュージーランド (@Pwr_In_Nmbrs_NZ) August 16, 2020
せっかくなので、データを使って全体から地域別、年齢別に今までの状況を再確認していこー♪
1日ごとの陽性件数
- 緑が1日の合計陽性件数
- 赤が海外からの帰国者の1日の合計陽性件数
- 青が渡航歴がない人の1日の合計陽性件数
- 左側の濃い赤の縦線が国境閉鎖日
- 右側の濃い青の縦線が帰国者の強制隔離の開始日
3月(Mar)後半のピークから5月(May)に数が落ち着いてからは本当に少ない件数しか確認されてないね!
青が赤の数日後に上昇するのがわかるよね?強制隔離開始後から青線は赤線の後追いが止まったので効果は現れている気はする。
5月22日から8月10日までは隔離施設以外の陽性は確認されてなかったんだよ(データ上では6月17日が最初の隔離施設での陽性確認)。
累計の陽性件数
5月(May)以降の上昇が緩やか、且つ一定だよね。8月(Aug)にまた上昇を始めるのは今回のロックダウンの原因となっている感染です。
今までで1300件位なので人口の0.026%位。
旅行歴がある陽性データには渡航前に滞在していた国も入ってるんだよね。
その割合を調べてみたら面白いかも。
感染者が渡航前にいた国別の件数
1人とか2人とかの国もあるから、特定を避けるためにトップ10か国です。
アメリカ、オーストラリア、アラブ首長国連邦からの渡航者の感染件数が多いんだね。この国から来た人は危ない、という意味ではなくて、感染しやすい渡航経路または国なんだよ。
この3国は直行便があるせいか渡航のしやすいのかな?UKも直行便はあるんだっけ?
本当は各国の渡航者のトータルを使って割合を出せたらよかったんだけど、移民局の公開している渡航者のデータだとミスマッチが多かったので今回は件数のみのデータです。
地域別の陽性件数の推移
Auckland、Counties ManukauとWaitematāはオークランド周辺のエリアなのでロックダウン後も感染の確認がしばらく続いているのが特徴。
先日オークランド大学の疫学の教授が、人口密度が感染率に大きく影響するって話をラジオでしてたんだけど、それを現したかのように地域での差が大きいよね。
年齢別の合計陽性件数
年齢別で見てみると20代に続いて40代が比較的多いのがわかる。50代が最も多い日本とは傾向が違うんだねー!
6月(Jun)以降の感染者は8月の国内感染者の発覚までは20代と30代がちらほら。帰国者(隔離施設組)で多い年齢層がこの層なのかも。
ちなみに、ここから若年層が感染しやすいのかも!?って思っちゃうかもしれないけど、この年齢層が仕事とかで活発に活動していたのが要因だと思う。
隔離施設組の年齢別陽性件数
隔離施設での陽性件数は20代と30代が多いね。現時点での国をまたいでの移動はリスクを伴うことを考えたら、体力のある世代が中心になるので根本的にこの年齢層の渡航者が多いのが要因です。
多くても20数人だから渡航者に対する割合を考えるとそこまで大きな数字じゃないんじゃないかな。
検査数のデータ
テスト件数は60万件を突破したよ。
簡単に分析してみたけど、この前の国内感染の発覚前で平均して1日に約3700件ずつ検査数が増えています。隔離施設に滞在中の方のテストがあるので常に一定数は行われているんだけど凄い数だよね!
1000人に対しての検査件数はTairawhitiが多いんだね!
この地域は陽性はほとんど出ていない地域なのになんでかな?人口がそれほど多くなくて人口に対する検査数の割合だから多くなるのかも。
前述の通り1,000人に対しての検査率はパシフィック系とマオリがトップ!
個人的な感覚だと、彼らが一番「国の為」に一丸となってくれていると思う。Whanau(家族&ちょっと広い意味での家族)という概念が根底にある人達だからかな。
で、これ気になるところがない?
そう!Pakeha/Europeanのカテゴリーのデータがない!
合計検査数から逆算可能なのかもしれないけど、なんで出さないんだろうね。
世界の推移
ちなみにこれが世界の感染件数の推移。
トップ20か国のみ焦点を当てているのでところどころ順位が入れ替わるね。
ブラジルが一気に上がってきてるのが気になるし、落ち着いて数字を見るとアメリカが500万人を超えている。
本当はニュージーランドと周りを比べようと思ったんだけど、トップ20に入らなかった。
ということで、今回はニュージーランドのCOVID-19のデータについてでした!
世界の状況も見たら色々わかるかも。
次回かその次にやってみようかな♪
どのデータも公開されているデータだからみんなも調べてみてね!
何かのグラフを忘れてる気がするんだけど、思い出したら追記しておきます♪
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