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柑橘まるごとシトラスピール【ニュージーランド(でも?)簡単クッキング】

りうか
りうか
こんにちは。Jandalsずぼら料理班のりうかです。今日は七夕ですね。日本は曇りや雨が多いですが、ニュージーランドでは織姫と彦星は出逢えているでしょうか?

さて、今まではニュージーランドでズボラでも出来る料理をご紹介してきましたが、今回日本で作ったものは、ニュージーランドでも(むしろニュージーランドの方が?)作りやすそうなので、ニュージーランド(でも?)簡単クッキング という形でご紹介させてください。

それは、オレンジピール!
と言っても今回はオレンジではなく、河内晩柑を使用しました。他にもシトラス系であればかなりいろいろと作れると思うので、シトラスピールとしています。

材料

(シトラス1-2個分 100g換算として)
シトラス(河内晩柑)の皮   100g
水              100cc
砂糖             50-100g
グラニュー糖         適宜

材料はいつも通りシンプルです。
砂糖はお好みで量を変えてください。迷ったらまずは少し多めで。

もともと今回は、美味しい河内晩柑を食べ終わった後、皮を捨てちゃうのがもったいない!と作り始めたので、中身の写真はありません^^;
シトラスピールがメインの方も、中身は美味しくいただいちゃってくださいね。

ニュージーランドでは、いろいろなシトラスが売っていますよね。
オーガニックも手に入りやすいですし、お家の庭などで育てている方も多いので、安心なものも手に入りやすいと思います。

手順

1. 皮の下準備をします

皮を塩でこするように洗い、その後細切りにします。
太さは、5mm-1cmで好みの太さでよいと思います。ただ、火などの通りがありますので、出来るだけ揃えることをお勧めします。

手作りのシトラスピールは、食べた時に苦みがあったり舌がピリピリすることがあります。これを避けるためには

★皮の表面を軽く削る
★ワタ(皮の裏の白い部分)をしっかりとる
★茹でる時に時間(回数)をかける
★茹でた後、水にさらす

のがお勧めです。
この中でも、ピリピリした刺激を感じる場合は皮の表面を削る、苦みが強い場合はワタを出来る限り取り除くのがよいでしょう。

私はもともと、柚子湯やシトラス系のアロマオイルが入ったお風呂に入ると肌がピリピリしたりするので、成分に弱いのが分かっていたのですが、今回はついズボラすぎて皮の表面を削るのを飛ばしてしまい、やっぱり出来上がりを食べたら少し舌がピリピリしてしまいました。
でも美味しいので、すこーしずつ食べるか加工して食べようと思っています。

今回の河内晩柑は、手順1を終えた段階で皮の重さをはかったところ80gでした。
それに合わせて水や砂糖の量を変えています。

2. 数回茹でこぼします

鍋に分量外でお湯を沸かし、沸騰したら皮を入れて茹でます。

5-10分茹でたら、一度ザルに取り、再度新しくお湯を沸かして同じように茹でることを2-5回繰り返してください。

仕上がりの目安は、皮にようじや竹串がスッと入るくらいです。刺すときに抵抗があるようでしたら、もう一度茹でましょう。

茹で終わったらザルにあけます。
刺激や苦みが気になる方は、ここで1時間~半日程度水にさらしましょう。

3. シロップ(砂糖水)で煮詰めます

鍋に水と砂糖を入れ、中火にかけます。
砂糖が溶けたら皮を入れて、そのまま煮立たせます。

水分が半分くらいになるまで煮詰めたら、弱火にしてそのままさらに水分が減るまで煮詰めていきます。少しシロップが残るくらいで大丈夫です。

4. 乾燥させます

ガッツリ甘いのが好きな方は、ここでグラニュー糖をまぶしてよいと思います。
私は甘さ控えめが好きなので、乾燥を先にしました。

網やバット+クッキングシートがある方は、そちらを利用すると便利かと思います。
家には両方なかったので普通に皿に並べましたが、こちらでも何とかなります。ただ、出来るだけ平らな皿を使った方が並べやすいでしょう。

出来るだけ互いに触れないように並べます。
写真では私がいかに適当に切ったかがバレてます…。

乾燥させるのはさまざまな方法がありますが、私のお勧めは 冷蔵庫 です。

実は私は、干物や塩鮭を作る時にも時々冷蔵庫を使ったりしているのですが、冷蔵庫は乾燥させるのにかなり有能なのです。
冷蔵庫乾燥をさせる時は、蓋など何もせずそのまま放置で大丈夫です。
ただ他に香りが強いものが入っている時は、念のため出来るだけ離した場所に置いた方が良いかもしれません。

ニュージーランドの南島など(ネルソンとか)乾燥した地域にいらっしゃる方は、普通に天日干ししてもよいかと思います。

乾燥にかかる時間は方法によりますが、箸などを使ってコロコロと転がせるくらいになれば大丈夫です。

5. (好みで)グラニュー糖をまぶします

写真は、乾燥が終わった段階です。実はこのままでも結構美味しいです。

ただ、そのままお菓子やお茶請けとして食べるには、グラニュー糖をまぶした方が満足感もありますし、見た目も綺麗になるかと思います。

グラニュー糖をまぶすにはビニール袋などを利用してもいいですが、私は小さいコンテナを使って手で転がすようにまぶしていきました。

やわらかい皮がちぎれることも少ないですし、グラニュー糖も適宜足していけるので結構お勧めの方法です。

6. 完成

乾燥前にグラニュー糖をまぶしていれば、乾燥したら完成です。
そのまま食べてもいいですし、お菓子などに入れてもいいですよね。

またグラニュー糖をまぶす代わりにチョコレートでコーティングすれば、オランジェット風にも食べられますよ。

好きなシトラスで是非

今回は河内晩柑でしたが、他にもいろいろなシトラスで作ってみると楽しいと思います。

個人的には、ニュージーランドグレープフルーツ(八朔の味がする私のお気に入り)で試してみたいな~。

是非是非、皆さまも作ってみてください。
SNSで投稿する時は、是非 #Jandalslife のハッシュタグを付けてくださいね。
リクエストもお待ちしています!

ABOUT ME
りうか
南島、ネルソンの隣のタスマン地方に住んでいます。2002年にニュージーランドに出会い紆余曲折の末、2017年に移住。永住権保持。元留学エージェント。ニュージーランド公認の運転教習と旅客輸送の資格を保持し、車旅サービスのmākohaというサービスを始めました。 料理が好きで、好きなものを好きな時に食べるためにいろいろ自分で仕込めるようになってきました。