おはようございます。
本日10月22日、警戒レベルシステムに代わる新たなプロテクションフレームワークが発表されました。
国民のワクチン接種率が90%を超えたら、このフレームワークの適用が開始されるとのことです。
政府のページはこちらになります。
https://covid19.govt.nz/alert-levels-and-updates/covid-19-protection/
背景
ワクチンは、アオテアロア内でのウイルス管理方法を変える力と、より多くの可能性を生み出すことができます。
COVID-19プロテクションフレームワークはより自由な行動と制限の少ない生活、ビジネスには安定を提供します。
ニュージーランドのワクチン対象人口の接種率が90%を超えた時点で、ロックダウンに頼らない安全に新たなフレームワークの導入が可能となります。
新たなフレームワークについて
COVID-19プロテクションフレームワークは、新たに3つのレベルを導入しコミュニティ内のコロナの感染を管理していきます。
- グリーンレベル(Green)
- オレンジレベル(Orange)
- レッドレベル(Red)
ビジネスがワクチン接種者のみを対象に運営することにより、このフレームワークは現在の警戒レベルシステムよりより柔軟に対応可能となっています。
基準となる指針(Public health measures)
テスト、接触追跡、隔離は今後もウイルスの蔓延を最小限に抑える為のツールとして使われます。
感染者の急激な増加の際は、地域レベルでのロックダウンは今後も選択肢となり得ます。場合によっては今までの警戒レベル3、4に相当する大規模なロックダウンもあり得ます。
レベルの移行については下記を基準に判断します:
- ワクチン接種率
- 医療機関の許容量
- 接触追跡と陽性ケースの管理可能な許容量、コミュニティ内での感染
更なる詳細は11月中旬に発表予定となっています。
ワクチン接種証明書の利用
多くの場所で、ワクチン接種証明書の利用は任意となります。
リスクが高くなる様な状況では必須となることもあります。
全てのレベルにおいて、ビジネス、小売り店や公共施設はワクチン接種者に対しては営業可能となります。
ビジネスやイベント、集会は、ワクチン接種を入場の際の必須事項として法的に設定することが可能となります。
ワクチン接種の証明を必須としない場合、営業や人数に制限がつきます。オレンジもしくはレッドレベルの場合は閉めなければならない状況もあり得ます。
グリーンレベル
コミュニティ内に数件のコロナ陽性件数が存在し、変動的に国外から持ち込まれたケースが存在する状態で、市中感染は限られ入院数も制御可能な状態がグリーンレベルとなります。
医療機関も対応が可能な状態です。
グリーンレベルでの過ごし方
- スキャン必須
- 飛行機や推奨されている屋内でのマスクの着用必須
グリーンレベルでの活動可能な場所
- 公共施設
- お店
- オフィス
- 幼児教育を含む学校
- 屋外イベント
- 地域間の移動可能
ワクチン証明書を必須としている場所
ワクチン証明書が利用される限り、下記の場所には制限はありません:
- 飲食店
- 結婚式等の集会
- イベント(屋内・屋外)
- 濃厚接触となるビジネス
- ジム
ワクチン証明書を必須としていない場所
ワクチン接種証明を必須としていないサービスやビジネスには下記の制限がつきます:
- 飲食店:最大100人までで、1メートルのソーシャルディスタンシング必須、着席必須、separated(別々に座るという意味なのか、シールド的な仕切りを用意するのかは不明)
- 集会:最大100人までで、1メートルのソーシャルディスタンシング必須
- イベント(屋内・屋外):最大100人までで、1メートルのソーシャルディスタンシング必須、着席必須、separated(別々に座るという意味なのか、シールド的な仕切りを用意するのかは不明)
- ジム:最大100人までで、1メートルのソーシャルディスタンシング必須
オレンジレベル
医療現場を逼迫する様なコミュニティ内での感染が見られる状態がオレンジレベルとなります。医療機関全体は運営可能な状態だが、逼迫しつつある状態です。医療従事者へのリスクも高くなります。
オレンジレベルでの過ごし方
- スキャン必須
- 飛行機、公共交通機関、タクシー、店内、公共施設内ではマスク必須、それ以外の場所はマスク推奨
オレンジレベルでの活動可能な場所
- 公共施設:1メートルのソーシャルディスタンシングを基準にした上限人数までで運営可能
- お店:1メートルのソーシャルディスタンシングを基準にした上限人数までで運営可能
- 教育施設:開校可能だが、基準が設けられる
- オフィス
- 特定の屋外イベント
- 地域間の移動可能
ワクチン証明書を必須としている場所
ワクチン証明書が利用される限り、下記の場所には制限はありません:
- 飲食店
- 結婚式等の集会
- イベント(屋内・屋外)
- 濃厚接触となるビジネス
- ジム
ワクチン証明書を必須としていない場所
ワクチン接種証明を必須としていないサービスやビジネスには下記の制限がつきます:
- 飲食店:非接触サービスのみ
- 集会:最大50人までで、1メートルのソーシャルディスタンシング必須
- イベント(屋内・屋外):運営不可
- 濃厚接触となるビジネス:運営不可
- ジム:運営不可
レッドレベル
ハイリスクの人と対応できない数の入院から医療機関を守る為の行動が必須となる状態がレッドレベルとなります。
レッドレベルでの過ごし方
- スキャン必須
- 飛行機、公共交通機関、タクシー、店内、公共施設内ではマスク必須、自宅以外の全ての場所でマスク推奨
レッドレベルでの活動可能な場所
- 公共施設:最大100人、1メートルのソーシャルディスタンシングで運営可能
- お店:1メートルのソーシャルディスタンシングを基準にした上限人数までで運営可能
- 教育施設:開校可能だが、基準が設けられる
- オフィス:家からのリモートワーク推奨
- 特定の屋外イベント:規定の上限人数でのみ可能
ワクチン証明書を必須としている場所
ワクチン接種証明を必須としているサービスやビジネスには下記の制限がつきます。
下記の場所では最大100人、1メートルのソーシャルディスタンシングで運営可能:
- 飲食店
- 結婚式等の集会
- イベント(屋内・屋外)
- ジム
下記の場所では条件付きで営業可能:
- 濃厚接触となるビジネス:健康基準が設定されます(詳細は恐らく後日発表)。
- 高等教育:学校内での授業(オンラインではなく物理的に集まっての授業)ではワクチン接種必須で1メートルのソーシャルディスタンシング必須
ワクチン証明書を必須としていない場所
ワクチン接種証明を必須としていないサービスやビジネスには下記の制限がつきます:
- 飲食店:非接触サービスのみ
- 集会:最大50人までで、1メートルのソーシャルディスタンシング必須
- イベント(屋内・屋外):運営不可
- 濃厚接触となるビジネス:運営不可
- ジム:運営不可