求人にCVとカバーレターを送り、一息ついた後は面接が待っています。
どの面接でも、臨む前に知っておかなければならないことは「面接のルール」です。
ゲームに参加するならまずは最低限のルールは抑えなくちゃいけないよね!
ルールと言っても、ノックの回数や座る時の姿勢ではなく「面接官が聞いてはいけない質問」についてのルールです。
これらを知っておくと、違法な質問をされた時点で雇用主の雇用法に対する知識や姿勢が分かるし、答えなくて良い質問の判断も出来るようになります。
聞いてはいけない質問リスト
早速質問してはいけないトピックのリストから始めましょう。
- 年齢
- 交際関係(婚姻関係)
- 性的指向
- 性自認
- 宗教
- 国籍
- 政見
- 過去の雇用の業務(Practice)
- 家庭生活
- 健康
どうですか??
履歴書には何の疑問もなく書いていることもリストに入ってますし、習慣でCVに書いてしまっている人もいるかもしれません。
これらの禁止項目は差別のない公平な判断を下すために存在します。
例外的に職種や働く場所によってはどうしても聞かなくてはいけないこともあります。
分かりやすい例では、バーやクラブ等では18歳以上の人を雇わなくてはいけないので年齢確認は必須項目になりますよね。
それでも、必要な場合を除いてはこれらの質問は禁止されています。
こういう質問には要注意
直接的な質問ではなく、間接的に質問をすることも出来ますよね。
簡単な質問の仕方のリストです。
- What does your partner do?(パートナーは何をしている人?)
- Who do you vote for?(誰に投票した?)
- Did you go to church on the weekend?(教会へは行く?)
- Do you have kids yet? or Do you want kids?(子どもはいる?子どもを欲しいと思う?)
- Were you born here?(この国で生まれた?)
- Do you have a clean-slate conviction?(犯罪歴は?)
- How many sick days did you take last year?(去年は何日間病欠を取った?)
- Have you ever had to leave a role for health reasons?(健康上の理由で仕事を辞めたことはある?)
こういう質問をされた時は、その質問が応募しているポジションにどのように影響するかを聞くようにしましょう。
「Could you explain me how this question is relevant to the role?(その質問がポジションにどう関係があるかを教えてくれますか?)」と返せるようにしておくと良いかもしれません。
面接時にこれらの話題には一切触れないのか?
ここで難しいのは、話の流れからでも違法な質問については触れられないのか?という線引きですよね。
個人的な経験では、ケースバイケースで話しています。
例えば家族構成です。
自分は子ども達の送り迎えがあるので、特定の時間にオフィスにいることは出来ないと面接時に伝えています。
「何時から何時までしかオフィスにはいれない」と伝えるのですが、こちらから要望を出しているので、可能な限り且つ採用プロセスに支障をきたさないレベルで理由を説明します。
結果として、間接的に面接官が聞けない内容の説明をしてしまうことになってしまいますが、契約を結ぶ際に書いてもらわなくてはならない内容なので事前に伝えるようにしています。
面接は「ポジションに適した人材か」を判断する場
面接はあくまでも「応募者がポジションに適した人材か」を判断する場です。
従って、面接時間の割合の多くは「仕事に関した内容」に割かれます。
人柄の確認は既存のチームメンバーに馴染めるかどうかの判断で、年齢や性別、家族構成や人種で左右されるものではありません。
多くの面接は「こういう事態が発生したらどのように対処するか?」や「こういうプロジェクトがあったらどのように仕事を進めていくか?」といった「実力を測る」内容になっています。
その軸から外れた質問があった場合は、すぐに答えてしまう前に「仕事に関係があるのかな?」と考え、質問の意図を確認出来るようにしましょうね。
ニュージーランドのキャリアのサイトやSEEKにも詳しく書かれているので気になる方は読んでみてください。
ということで、今回は面接時の違法な質問についてでした!
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