海外生活を始めて早十数年。
ラジオの宣伝に使わてみたり、英語で教えたり、英語でコースを作ったりするようになったけど、ここまで来るのは長い道のりがありました。
会話の練習にはこの方法に助けられたんだよ。
それは、字幕!
たくさんの人が「英語音声、英語字幕」にしているけど、本当にこの組み合わせが一番なのかな?
というわけで、今回はこの字幕を使った効果的な英語勉強法を紹介するよ!
勉強の目的は明確に!
どの勉強にも言えるんだけど、一番大切なのは「ゴールを明確にする」こと。
漠然と「英語ができるようになる!」だとどこから始めればいいかわからないよね。
だからまずはカテゴリーに分ける。
- 表現力を身に着けたい!
- 日本語直訳から抜け出したい!
- しっかり聴き取りたい!
「話したい」という大きな目標を小さな目標に分けてみよう。
それに合わせて音声と字幕の組み合わせを活用するとコンテンツも楽しめて勉強もできて一石二鳥!
表現力を身に着けたい!
「英語だと感じていることの半分も表現できてない!」って経験ある?
文法力やボキャブラリーよりも、感情表現によく使われる言い回しを知らないことも要因の一つ。「言い回しなんて外に出て場数を踏まないと身につかないよ!」て思うでしょ?
ここで使うのが、「日本語音声、英語字幕」。
映画やドラマを見ている時は特定の状況やキャラクターに感情移入していることが多いよね。
「日本語音声、英語字幕」だと細かいニュアンスや感情がスムーズに頭に入ってきて、英語でどのように表現しているかがすぐに確認できるから分かりやすくなるんだよ。
一人の登場人物にフォーカスするのもアリ
映画やドラマを見ていると、ついつい「全体像」を把握しちゃってなかなか「会話」に身が入らないことも。
会話は人対人で行われることが多いので(最近はコンピューター相手のこともあるけど)、「一人の登場人物に集中する」のも会話を学ぶコツ。
このセリフになぜこのフレーズで返したんだろう、って考えながら見ると様々な場面に合わせたたくさんのレスポンスを学べるよ。
表現力を増やしたいなら迷わず日本語音声英語字幕!気になる表現を聞いたらすぐ字幕を確認すると使いやすい言い回しを学べるよ!
日本語直訳から抜け出したい!
スラスラ英語で話せない!
言いたいことや伝えたいことは分かっているのに、教科書みたいなフレーズしか出てこない。この原因の一つは、頭に浮かんだ日本語を直訳しているからかも!
日本語の感覚を通して英語を使うことで微妙にニュアンスがずれたり、表現が硬くなったりしちゃうんだね(本来は思考→日本語→英語より、英語←思考→日本語が理想)。
それを矯正していくのにオススメなのが「英語音声、日本語字幕」!
映画やドラマを観ながら(一時停止もあり)、下に出ている日本語字幕を同時進行で英語に直してみる。
そうすると自分が作ったフレーズと作品の中のセリフの違いが。
そこがまさにズレの部分!
特定の状況で特定の感覚をスムーズに言語化することが、会話の上手さに直結する。そこから新たなフレーズや言い回しを覚えることで日本語直訳英語のループから抜け出せるよ!
日本語直訳英語から抜け出したい時は、英語音声日本語字幕!字幕をすぐに頭の中で英語にしてみて、実際のセリフと比べて誤差を修正!
しっかり聴き取りたい!
リスニング強化にお勧めなのは、「英語音声、英語字幕」。
この組み合わせの目的は、
- 聞き取った英語と実際の英語が合っているかの確認作業
- 聞き逃したところの補完
テレビの音が聞き取りにくかったり、外の音にかき消されちゃうことに備えていたりする人は、英語が母国語でも字幕を出したりする。
ただ、この「英語音声、英語字幕」、実はなかなか高度なんです。
英語を聞き取る作業には適度な「リスニング力」が求められるし、リスニングが追い付かないと音が流れていくだけになってしまう。
その上ボキャブラリーが不足している状態だと、文脈からの単語の意味の把握ができなかったり状況の分析が甘くなったりしちゃうよね。
会話をしていて「何を言ってるかわからない」と思う主な原因は、
- 単純に聞き取れない
- 発言を理解するだけの単語力がない
ことが多い。
だから「英語音声、英語字幕」を上手に使うに自分に何が足りないかを分析しよう。
単純に聞き取れない時はリスニング力不足。字幕の通りに聞き取れるまで練習あるのみ!
発言を理解するだけの単語力がない時は、観ている作品が難し過ぎるのかも。単語力を鍛えるか、馴染みやすい内容の作品にチェンジ!新しい単語はどこかにメモしておいても良いかもね!
英語聴き取り能力(まぁリスニングだよね)をチェックしたかったら英語音声英語字幕!聴き取った英語が正しいか字幕で確認!
英語音声のみは?
ここで気になるのが、英語音声のみ。
海外の映画館で映画を観ても問題がない英語中級レベル以上の方は英語音声でも問題ないのかも。
これは英語がある程度のレベルに達しているため聞き慣れない単語が出てきても、わからない原因が明確になっているから。
例えば、Big Bang Theory(超面白いよね!!)。
シーズン1の17話目のシェルドンのセリフにこういうのがある。
Penny’s emotional responses originate from the primitive portion of the brain known as the amygdala, while speech is centred in the much more recently developed neocortex. The former can easily overpower the latter giving scientific credence to the notion of being rendered speechless.
ここで面白いのはペニーの感情的な反応を「脳の構造」を基に説明しているセリフなんだけど、ある程度英語に慣れていないとこのセリフが理解出来ないどころか、どこが原因でわからないのかの判断すらできなくなるんだよね。
そうすると、どこがわからないかわからないから英語の勉強にはならないよね。
だから英語音声のみはそれしか選択肢がない時以外は勉強という観点ではあまりオススメできないよ。
楽しく賢く勉強しよう
2020年2月からニュージーランドではネットフリックスでジブリもストリーミング開始するし、観慣れた映画を使って楽しく賢く勉強してね!
英語は使い始めると一気に伸びるから、新しい表現が出てきたらドンドン使っていくと良いよー!
じゃーねー♪