こんにちは、無職になってニュージーランド一周中のはっしー(@hassy_nz)です。
ニュージーランドを代表する観光地のひとつに「ミルフォードサウンド」があります。
南島の奥地にある、氷河が削り出した迫力あるフィヨルド地形です。
このミルフォードサウンドについてよく言われるのが、「晴れの日より雨の日に行ったほうがいい」ということ。
果たして本当なのでしょうか?
自分はラッキーにも、快晴と大雨、両方のミルフォードサウンドを訪れることができました。
その経験から、今回は「ミルフォードサウンドは雨の日に行ったほうがいい」という説を検証していきます!
雨のミルフォードサウンドの魅力は「滝」
なぜミルフォードサウンドは「雨のほうがいい」と言われるのか?
その最大の理由は「滝」にあります。
フィヨルドの切り立った崖が立ち並ぶミルフォードサウンドでは、降った雨は滝となって、崖から海まで流れ落ちていくんです。
何十、いや何百もの数え切れないほどの滝が、次々と目の前に現れる様子はまさに圧巻。
これだけ滝が見えているにも関わらず、晴れでも見られる滝はたったの2本しかありません。
そう考えると、無数の滝を眺められる景色は、雨の日だけの特別なものだってことがよくわかりますね!
滝の迫力も、晴れと雨では大違い
クルーズツアーの目玉となっている、落差155mの「スターリング滝」を見てみましょう。
快晴の日のスターリング滝はこんな感じ。
実におだやかで柔和な表情を見せてくれています。雄大ながらも、白絹のように繊細な姿は、谷間に現れる貴婦人といった趣き。
ところが、雨の日になるとその表情は大きく変わります。それがこちら。
貴婦人大激怒って感じですね。海面から立ち上る水しぶきの量もとんでもないことになっています。
クルーズでは滝のすぐそばまで接近してくれるので、実際に間近で見たときの迫力には圧倒されますよ。
寒さ対策は必須。乾きやすい服装で行こう
ニュージーランドで雨が降ると、真夏でも秋冬なみに気温がグッと下がります。
ミルフォードサウンドは特に寒い地域にあるので、雨の日に行く場合は、寒さをしのげる服装で行きましょう。
ウールの手袋や、防水加工されたダウンジャケットなどがあると便利です。
また、デッキに出ると、雨と滝のダブルパンチでびしょ濡れになるおそれがあります。
コットンなどの乾きにくい素材は避けて、化繊やウールなど、濡れてもすぐに乾く服を着ていくと快適に楽しめます!
- 滝の好きな人
- 荒々しい自然を間近で見たい人
- 寒さや、水に濡れることに抵抗のない人
晴れのミルフォードサウンドは、雄大な峰々をゆっくり眺められる
人間を飲み込むような迫力を見せてくれる、雨のミルフォードサウンド。
しかし快晴で風もない日には、緑の峰々と青空をゆっくり堪能できる、癒やしの空間に様変わりします。
まるで絵葉書のような景色!
観光ガイドにはだいたい晴れの写真しか載っていないので、ミルフォードサウンドといえばこの雰囲気を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
太陽の光を浴びながら、ゆったりと風景を楽しめるのは晴れの日だけの特権です。
晴れの日を狙っていくのは難しい
実はミルフォードサウンドは、世界でも指折りの雨の多い地域です。
平均して年間182日が雨、つまり一年の半分は雨が降っているってことになります。
しかも、観光が最も盛り上がる、12月〜1月の真夏の時期がいちばん雨が多いんです!
ということで、晴れのミルフォードサウンドには、運が良くないとなかなか行けないんですね。
どうしても晴れの日に行きたい!という場合は、最寄りの街に数日〜一週間ほど滞在して、天気予報を見ながら晴れの日を選ぶのが確実でしょう。
- 観光ガイドのような景色を見たい人
- 旅行日程に余裕がある人
- 寒さや、水に濡れるのが苦手な人
晴れと雨、両方行ってみた正直な感想
雨のミルフォードサウンドは、「大変な思いをして絶景を見た」感がめちゃくちゃあります。
外は寒いわ、水しぶきは飛んでくるわで、快適とはとても言いがたい。
しかし無数の滝と神秘的な森を目の当たりにすると、得も言われぬ感動を覚えるんですよね。
だから「雨の日に行ったほうがいい」という説が生まれるのかな〜と思います。
もちろん晴れの日でも驚くほどきれいですし、満足度は高いです。
天気が良くても悪くても楽しめる、それがミルフォードサウンドの魅力。
ぜひ皆さんも一度足を運んでみてください!
↓ 最後に、晴れと雨の魅力を比べた表を出しておきますね ↓
晴れ | 雨 | |
---|---|---|
癒やし度 |
★★★
|
★☆☆
|
迫力度 |
★★☆
|
★★★
|
滝度 |
☆☆☆
|
★★★
|
快適度 |
★★★
|
★☆☆
|
ミルフォードサウンドクルーズの動画をYouTubeにあげていますので、よろしければこちらもどうぞ〜