さて、突然ではありますが
ニュージーランドにまつわる、あらゆる疑問を解決するメディア。
ニュージーランドにたずさわる、すべての人をつなげるプラットフォーム。
それが「Jandals Life」です。
と謳っている以上、ニュージーランドの基礎知識もJandals Lifeのサイトを見れば分かる!というように、いろいろと情報を揃えていきたいなと思っています。
まずは皆さま、ニュージーランドには地方がいくつあるかご存知ですか?
すぐに出てくるのはいくつかあるでしょう。
数えていくうちに…あれ、これは都市の名前?地方の名前?と分からなくなって来る方もいると思います。何を隠そう、私がそうでした。
今回はニュージーランドの一番基礎的な情報としてニュージーランドの地方についてお話しようと思います。
ニュージーランドの首都
まずは地方の話をする前に。都市の中で一番重要な首都について。
ニュージーランドの首都は ウェリントン です。
北島の一番南に位置しています。一番大きな都市はオークランドですが、ウェリントンが首都として政治の中心を担っています。
ニュージーランドの地方の数え方
実はここで、どうやって数えるかによって違いが出てくるのです。
さまざまなサイトで説明がされていますが、今回はニュージーランドの省庁が関与している二つのサイト、NEW ZEALAND NOW と 100% PURE NEW ZEALAND からの情報を基に説明します。
観光情報などを入れ始めると途端に大変なことになるので(一度やりかけて挫折しました)、今回はサクッと並べていきます。
NEW ZEALAND NOWによる区分(15地方)
NEW ZEALAND NOWはImmigration New Zealandによる、文字通りニュージーランドの現在を紹介しているページで、移民を目指す人たちに参考になる情報が満載です。
ここの Our regions & cities というページの中では、地方は15に区分されています。
経済や産業を重要視した区分となっているようです。
このページに沿って、北から順番に紹介していきましょう。
(人口についてはNEW ZEALAND NOWが2013年の国勢調査に基づいた古い物でしたので、その部分だけ同様に15に分けている New Zealand Trade and Enterprise のページを参照しています)
Northland
ノースランドはざっくりオークランドより北の地方全体です。
マオリが一番最初に到着したニュージーランド始まりの地とも呼ばれています。
2018年の推定人口は17万9千人。
Auckland
ニュージーランドに来る人で知らない人はいない、経済規模も人口も最大の都市オークランド。
2018年の推定人口は170万人!と、群を抜いて一位です。現在ニュージーランド全体の人口が約500万人ですので、1/3がオークランド地方に住んでいる計算になりますね。
Jandals Lifeでも、2人がオークランド在住なので40%がオークランダーです。
Waikato
オークランドから南に向かってすぐ、jujucoさんの住むハミルトンを抱える地方がワイカトです。
ニュージーランドの物流の中心点ともなっています。
2018年の推定人口は46万9千人。
Bay of Plenty
ベイ・オブ・プレンティは、一時期住宅価格がオークランドを抜いたことで話題になったタウランガや、コロマンデル半島などを擁する地方です。
2018年の推定人口は30万6千人。
Gisborne
地図の東端のギズポーンは、国内のみならず世界でも一番最初に初日の出が見られる地方です。
とても個人的なことですが、ニュージーランドの地方の中で唯一まだ足を踏み入れていないところなので是非いつか初日の出を見に行きたいです。
2018年の推定人口は4万9千人。
Hawke’s Bay
ネイピアのあるホークス・ベイは、北島で大きなワインの生産地でもある地方です。
日本のネピアティッシュの名前はネイピアから来ているんですよ。
2018年の推定人口は16万6千人。
Taranaki
ニュージーランドの富士山!でお馴染み(?)、空から見ても美しいマウント・タラナキのある地方です。
2018年の推定人口は12万人。
Whanganui – Manawatu
ファンガヌイ・マナワツ地方はパーマストン・ノースなどがあり、ニュージーランドの中でも特に牧羊が盛んな地方です。
2018年の推定人口は24万4千人。
Wellington
先ほども出たニュージーランドの首都です。世界で一番住みやすい首都に選ばれたり、世界八大コーヒーシティに選ばれたりなどしています。
2018年の推定人口は52万2千人。
Marlborough
ここから南島になります。マルボロ地方もワインの産地として名高いところです。またウェリントンとフェリーで結ばれたピクトンなどがあります。
2018年の推定人口は4万7千人。
Nelson – Tasman
ネルソン・タスマン地方は、りうかの住んでいる地域です。ニュージーランドで一番日照時間が長く、また三つの国立公園に日帰りでアクセスできます。
2018年の推定人口は10万4千人。
West Coast
手付かずのネイティブな自然が残るウェストコースト地方には、氷河などもあります。
降雨量が多く、マオリのアクセサリーによく使われるジェイドもここが名産です。
2018年の推定人口は3万3千人。
Canterbury
カンタベリー地方には南島最大の都市クライストチャーチがあります。また面積としても北のカイコウラから西のマウントクックなど、とても広い地域を呼称しています。
はっしーさんが住んでいるのがここですね。
2018年の推定人口は62万4千人。
Otago
学生の街とも呼ばれるダニーデンを擁するオタゴ地方は、また、ピノノワールなど赤ワインの産地としても知られています。
2018年の推定人口は22万9千人。
Southland
サウスランド地方には、世界遺産ミルフォードサウンド、観光都市クイーンズタウンのみならず、スチュワート島など広い範囲が含まれます。
2018年の推定人口は9万9千人。
100% PURE NEW ZEALANDによる区分(29地方)
100% PURE NEW ZEALANDはニュージーランド政府観光局が開設しているサイトです。日本語サイトもありますので、ニュージーランドに観光に来たことがある方なら一度はご覧になったこともあるのではないでしょうか。
こちらでは観光の拠点を中心都市、さらに細かく29の地方に分類しています。
上記15地方からどこが分割されたかをご紹介します。
Bay of Islands & Northland
地域としては前述のノースランドと同じ地域となります。
Auckland
こちらは前述のオークランド地方と同じです。
Waikato
Lake Taupo
ワイカト地方からニュージーランド最大の湖レイク・タウポが別の地方として外れました。
The Coromandel
Rotorua
Bay of Plenty
ベイ・オブ・プレンティ地方がコロマンデル半島、温泉のロトルア、そしてタウランガのあるベイ・オブ・プレンティと3つに分割されました。
Tairawhiti (Eastland)
こちらは前述のイーストランド地方と同じです。タイラフィティはマオリ語での名称です。
Taranaki
こちらは前述のタラナキ地方と同じです。
Ruapehu
Whanganui
Manawatu
ファンガヌイ・マナワツ地方がそれぞれ別となり、またトンガリロ国立公園のあるルアペフも地方として3つになりました。
Hawke’s Bay
こちらは前述のホークス・ベイ地方と同じです。
Wellington
Wairarapa
ウェリントンからワインの産地として名高いワイララパ地方が独立し、2つとなりました。
Nelson – Tasman
こちらは前述のネルソン・タスマン地方と同じです。
Marlborough
こちらは前述のマルボロ地方と同じです。
West Coast
こちらは前述のウェストコースト地方と同じです。
Christchurch – Canterbury
こちらは前述のカンタベリー地方と同じです。
Wanaka
Central Otago
Dunedin
Waitaki
オタゴ地方は中心都市のダニーデン、少し離れたワナカ、奇岩モエラキボールダーのあるワイタキ、そしてワイン産地としても有名なセントラルオタゴの4地方に分割されました。
Queenstown
Fiordland
Clutha
Southland
Stewart Island – Rakiura
何と、先ほどはサウスランド地方として一括にされていたものが、中心都市クイーンズタウン、ミルフォードサウンドのあるフィヨルドランド、景勝地ケトリンズコーストのあるクルサ、オイスターで有名なブラフのあるサウスランド、そして海を渡ったスチュワート島の5つに分割されました。
Chatham Islands
これは前述の15地方の中には入っていない、ニュージーランドから東に1,000kmほど行った、ニュージーランドの特別領です。
ここもいつか行ってみたいところのひとつです。
今度はどこに行きましょうか
観光される方、留学される方、移住される方、それぞれに目指す場所も理由も違ってくるかと思います。
地方の分け方とその理由を知っておくと、来る前にも来てからも少し自分の行く場所についての理解が深まるかもしれませんね。
これからもニュージーランドの基礎知識編をいろいろとお届けしようと思っています。何か知りたいことのある方は是非リクエスト、お待ちしています。