真面目な話をしようと思ったんだけど、今回は音楽だー!
ニュージーランドは本当に小さな島国なんだけど、アートに関してはなかなか偉業を成し遂げているんです。
映画監督ではタイカ・ワイティティが有名で、俳優のジュリアン・デニソンはデッド・プール2に大抜擢されているし、音楽業界は定期的に世界的ヒットを生み出しています。
ヘイリー・ウェステンラは昔日本でも話題になり、ビック・ルンガはアメリカン・パイの挿入歌を歌ってたり、ロードは言わずもがな。今年はベニーの大活躍も記憶に新しいよね。
そして、2020年を代表するアーティストがもう1人。
それが今回主役のJawsh 685(ジョーシュ685)。
Jawsh 685
サモアとクックアイランドをルーツにもち、ニュージーランドのサウスオークランドで生まれ育ったジョーシュ君。Jawsh 685の685はサモアの国番号だね!
インタビューでも話しているように、今年の大ヒットのきっかけになったのは2019年にYouTubeにあげたLaxed (Siren Beat)というトラックでした。
ポリネシア系のリミックスを、オーストラリアとニュージーランドの若い世代がSiren Beatと呼んでいるんだって。
学校が終わってから4時間くらいで作ったこの1曲が、世界中で大ヒットしたんです。
Tiktokでの大ヒット
今年5月、Tiktokで大ヒットし高校生だけではなく、ジェニファー・ロペスやリゾといった多くの著名人もこのトラックで踊り出しました。
ここで登場したのがアメリカのR&Bシンガー、ジェイソン・デルーロ。
この曲を気に入ったジェイソンが、歌を乗せて勝手に発表。
この時点ではジョーシュ君のクレジット表記がなく「楽曲を盗んだ」とニュースになりました。後からジェイソン側がインスタグラム上でジョーシュ君にダイレクトメッセージをし、ここから快進撃が始まります。
Savage Love (Laxed – Siren Beat)
曲にするにあたって、音楽業界で度々問題になるのが「公平な」契約かどうか。
片や小さな島国の高校生、片やアメリカの大物シンガー。
この交渉役を買って出たのがジョーシュ君のお母さんでした。
「good team, good lawyer and good manager(いいチームを見つけ、良い弁護士ををつけ、良いマネージャーを雇う)」ことを念頭に交渉を進めたと、このインタビューで話しています。
リンク内の動画を見るとわかるけど、お母さんが若くてビックリした。
良いチームを作ってそれをしっかりとした方向に導いていくのは成功の秘訣だね!
「Laxed – Siren Beat」というタイトルを追加し、共作としてジョーシュ君の名前もクレジットされ6月11日に無事に曲も発表されました。
蓋を開けたら15か国以上でナンバー1。
UKでは、ニュージーランド人では3人目、パシフィック系初のランキングトップになるという偉業を成し遂げたんです。
その後BTSリミックスも登場し、更に人気に。ジェイソン・デルーロとの曲は、現時点で5億再生にも上る大ヒットを記録しています。
9月には新曲のSeewt & Sourをラウヴとタイガと共に発表。
一躍、今後の動向を見逃せないアーティストとなりました。
ニュージーランドには良い音楽が本当にたくさんあるから、みんなもお気に入りのアーティストを見つけてみてね!
ということで、今回は音楽一辺倒でした。
インタビュー動画是非見てね!
ニュージーランドっぽい英語とジョーシュ君の素朴な感じが伝わってきて最高です。
ちなみに居住権ビザについては、先月の終わりに話した移民局の人が11月末までに新たな規定を発表し12月には施行する予定、と話してくれたのですがいつも通り遅れていますね。忙しい時期だししょうがないね。
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