実は私 How are you? 恐怖症でした。
はじめての海外生活でオーストラリアのホストファミリーと初対面した時に聞かれたのですよ、How are you? って。
でも私はどう答えていいか全然わからず、苦し紛れに出た言葉が How are you? でした。(質問に質問で返したというやつです)
それからというものの How are you? に恐怖を感じ始め、挙句の果てには How are you? と言われても聞こえないふりをしていたくらい。(最悪です)
しかしネイティブスピーカーの真似をしながら使うことで徐々に慣れ、今となっては逆立ちしていても使いこなせるようになりました。
そこで、今回の記事では How are you? が使われるシチュエーション、返答に使えるフレーズを私のニュージーランドでの経験をもとに紹介します!
How are you? ってどういう時に使われるの?
ほとんどの場合 How are you? は軽いあいさつ
How are you?は「元気?」「調子はどう?」という感じで、日常の色々な場面で軽いあいさつとして使われます。
たとえば、以下のような相手や状況。
- 誰かにその日最初に会った時
- 初対面の人と話す時
- 電話やオンライン通話時
- テキスト(ショートメッセージ)やオンラインチャットで話す時
- お店で店員さんと話す時(レジや注文時など)
しかし!!!
あなた、さっきも私に How are you? って聞かなかった???
という経験を何度かしたことがあります。
実際にあったのは、午前中にとある同僚のデスクに行った時 How are you?と尋ねられ、その数時間後またその同僚のところに行った時に How are you?と再度聞かれました。
英語のネイティブスピーカーにとって、How are you? は無意識に口から出てくるフレーズなのだろうなと解釈しています。
日本人の友達と会った時の「元気ー?」と似た感覚で、実際本当に相手が元気かどうかは真剣に尋ねておらず、ただ言っているだけというかんじなのではないかと。(あくまで私個人の意見ですが)
また、ネイティブスピーカー同士の会話を聞いていると、片方が How are you? と尋ねていても相手が答えていなかったり、他のことを話し始めるという場面を何度か見たことがあります。
そのため、個人的には軽いあいさつの How are you? に対する返答は「正直適当」です(笑)
How are you? は軽いあいさつ。会話を始める際の決まり文句のようなもの。
例外:相手の調子を伺う時の How are you?
以下のようなシチュエーションの場合、How are you? の質問は軽い挨拶ではなく、まじめにあなたの調子(体調など)を伺うために尋ねている可能性が高いです。
- お医者さんや看護師さんが聞いている時
- 誰かがあなたの目を見てまじめに聞いている時
このような状況では、あなたの調子がどうなのかをきちんと答えた方がいいですね。
よく聞くジョークですが、お医者さんに How are you? と体調について尋ねられているのに、いつもの調子で I’m good, thank you. と答えると「じゃあ、なんであなたは病院に来たの?」となってしまいます(笑)
How are you? への返答に使えるフレーズ
以下の会話は、How are you? を使った会話の流れの一例です。
Tony: Hi, Hashio. How are you?
Hashio: I’m good, thank you. And you?
Tony: Not too bad, thanks.
Hashio: That’s good.
How are you? と尋ねられた人(Hashio)の立場の I’m good, thank you. And you? というフレーズは、大きく2つに分けることが可能です。
- 自分の調子を伝える時のフレーズ
- 相手の調子を聞き返す時のフレーズ
それでは、この2つのフレーズについて解説していきます。
自分の調子を伝える時のフレーズ
How are you? と尋ねられたら、まずは自分の調子を伝えます。
私が普段よく聞くフレーズは以下です。下に行くにつれて調子の良さがあがります。
- Not too bad, thank you.(かなりカジュアル)
- I’m good, thank you.
- I’m fine, thank you.
- I’m great, thank you.
Thank you. の部分は、Thanks. に置き換えてもOK。
私の周りの人たちが話しているのを聞いていて思うのが、みんなそれぞれよく使う表現がありそれをいつも使っているようです。Not too bad.「まあまあだよ」を使う人は、結構いつも Not too bad. と言っています。
私はいつも I’m good, thank you.です(笑)
しかし、会話を掘り下げたい場合や良く話す相手には、少しいつもと違った返答の仕方をしたりします。たとえば、I’m a bit tired because it’s Monday.「月曜日だから少し疲れているよ」などです。
「元気?」「調子はどう?」と尋ねられているので、もちろん本心を伝えても問題ないです。しかし、相手が軽いあいさつのつもりの場合、あまり細かく自分の調子を伝えると相手は困惑してしまうかもしれません。
I’m fine, thank you. を使うのは日本人だけ!?
「I’m fine, thank you. を使うのは日本人だけだ」というように言われているのを何度か見かけたことがありますが、私は何度もネイティブスピーカーが I’m fine, thank you. を使っているのを聞いたことがあります。
I’m fine, thank you. は、少し堅めの雰囲気があるので、ビジネスの場などフォーマルな場で聞くことが多いです。
相手の調子を聞き返す時のフレーズ
How are you? と尋ねられた場合、相手に聞き返すのが礼儀です。(セールスコールとかは除く)
相手に聞き返す時のフレーズもいくつか種類があります。
- And, you? / You?
- And, youself? / Yourself?
- How about you?
- How about yourself?
- How are you? または、他の類似フレーズ(次の見出しを参考に)
どれを使っても大差はないので、自分の言いやすいフレーズを使いましょう!
How are you? と同じような意味で使われる軽い挨拶のフレーズ
How are you?には、同じような意味で使われるフレーズがいくつかあります。
- How are you doing?
- How’s it going?
- How are ya?(How are you? のカジュアルバージョン。ニュージーランドやオーストラリアではよく聞きます)
はじめて聞くと「どういう意味?」とうろたえてしまいそうなフレーズですが、基本的にはHow are you? と同じく「元気?」「調子はどう?」という意味です。
What’s up? や What are you up to? も、How are you? と近い表現ではあるのですが、これらは「何しているの?」という日本語に似ているため、若干ニュアンスが違います。
以上、How are you? を使うシチュエーション、返答の仕方、類似フレーズなどをお話しました!
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