暮らす

シャワー5分間チャレンジ

りうか
りうか
こんにちは。雨が続きますね。サニーネルソンからおひさまが消えて、思った以上に気持ちに落ち込みを感じているりうかです。やっぱり陽の光って大切ですね~。

さて突然ですが、ニュージーランドに来てから「5分でシャワーを浴びてね」と言われたことがある人はいるでしょうか。

ニュージーランドでホームステイを経験したことがある人の中には、こんなフレーズを聞いたことがある人が多いかもしれません。またフラットやバックパッカーなどのアコモデーションでもそれに近いリクエストを受けた人がいるかもしれませんね。

いくつかのキャンプサイトで浴びられるコインシャワーも5分~6分で設定されているところが多いと思います。

湯水のように使う がふんだんに使うことを意味するような言葉を使っている日本で、日常的に5分でシャワーを浴びることを意識している人はなかなかいないのではないでしょうか。

今回は、このシャワー5分間問題を解説し、さらには5分でシャワーを浴びるテクニックのひとつをご紹介します。

なんで5分間で浴びなきゃいけないの?

一番大きいのはもちろん節約のためではあるのですが、その背景には

・多くの家で給湯が電気で賄われており、電気代が全般的に高いこと
・かつてはタンクにお湯を溜める方式がほとんどで、無くなると当分(時には半日以上)お湯が使えなくなってしまっていたこと
・田舎は現在でも水道が通っていないところがあり、水自体をタンクに溜めているので節水が死活問題なこと

など、ニュージーランドの家の仕組みやライフスタイルなども関係しているのです。

突然言われると驚いてしまいますが、ケチなだけではないのを理解すると協力する意思もわいてきますよね。(中にはただケチなだけで言っている人がいないわけではありませんが)

5分の本当の意味

ストップウォッチで5分を計るような家はあまりないと思いますので、基本的には 出来るだけ短くすることを心がけてほしい という意味と捉えてよいと思います。

また、もし物理的に5分だとしても、そもそもの5分間の意味を考えれば、バスルームやシャワーボックスの中にいる時間…ではなく、温水を使っている時間を意味しているはずです。

もし不安であれば、きちんと確認、必要なら交渉しましょう。
渡航初期で英語に自信がない時、ニュージーランド英語に慣れていない時などは委縮してしまって聞けないこともあるかもしれませんが、不安であるほどここは重要です。

特に古めの家では、水を出し始めてからお湯になるまでに1分以上かかることなどザラです。

実際にここを確認できないまま、バスルームにいる時間を5分にするために「今日は上半身だけ洗う」などと決めて、真冬に半ば冷水のままシャワーを浴びていた20代女子がいました…。

りうか
りうか
きっといつか、jujucoさんがシャワー5分間問題に挑戦するのにいい言い回しを教えてくれるはずです(期待の眼差し)

5分間でシャワーを浴びよう

幸運なことに、私は5分でシャワーを浴びてほしいとホームステイやフラットで言われたことはありません。ただ、キャンプ場などで5分シャワーなどはよく使っているので、経験から 作戦を立てて挑めばクリアできる時間 だと思っています。

実際に髪が肩より下まで伸びている私が、計測しながら5分間シャワーにチャレンジした時の実践記録から、基本的なルーチン(身体と顔を洗い、洗髪はシャワーとリンス)を5分間にまとめる方法(のひとつ)をお知らせしますね。

基本的に各ステップの間はシャワーを止めています。合言葉は 上から下へ! です。

オプション:顔は先に洗ってしまう

洗顔できる場所が他にある人は、先に洗ってしまいましょう。
もしくは同じバスルームだったとしても、タイミングをずらして顔だけ洗ってしまえば、シャワーを使っている時間を短くできることは間違いありません。

1. 最初のお湯で髪をしっかり濡らしつつ身体を温めます(1分-1分半)

ここでの目的は髪の毛を濡らすことと身体を温めることです。

夏場でも陽が落ちると案外冷えることも多いもの。中途半端に濡らすと髪の毛を洗っている間にかなり冷えますので、ここでまずはしっかり身体を温めましょう。
この場合、1分半が目安です。

ただし、冬場でヒーターなどがない場合は身体が濡れると逆効果になることもありますので、この場合は首から上だけ(服を着たまま出来る場合はそれでも)を重点的に濡らすつもりで短めにまとめましょう。この場合は1分程度が目安です。

インターバル:シャンプーしましょう

洗顔が必要な場合は、ここで顔も洗いましょう。
その場合は洗顔→シャンプーと進むと手を洗わなくても何とかなりますが、必要であれば10秒程度で手を洗うのもアリです。

寒くて仕方ない人は、ここで15-30秒程度使って身体を温めましょう。

2. シャンプーを流しつつ身体を再度濡らします(1分半-2分)

シャンプー(と洗顔料)を流します。

この後が結構長くなりますので、1分半程度使ってここで再度身体をしっかり温めます。
シャンプー前に首から上だけ濡らしていた人は2分ほど使って、ここでしっかり身体を濡らし、温めましょう。

身体を洗うのにタオルやスポンジを使っている人はここで濡らしておきます。

インターバル:リンスやコンディショナーを付けましょう

インターバル:体を洗いましょう

ここもシャンプーの時と同様、気になる人はリンスの後、身体を洗う前に10秒程度で手を洗うのも良いと思います。
寒い人は、その間にまた少しお湯を出して身体を温めましょう。

3. 全身から石鹸やリンスを洗い落とします(2分)

ここが最後ですのでゆっくりお湯を使いましょう。
途中、手を洗ったり温まったりした人は1分半を目安にしてください。

タオルなどから石鹸を落としているうちに時間が…という人は、そこはざっと落とすだけにして後で洗面台でやってもよいと思います。

これで合計5分です!

寒さに慣れるのが最重要

ここまで書いておいてなんですが、特に寒がりさんには最初かなり厳しいかもしれません。
もしヒーターなどがあれば(電気代節約の意図からは少し外れますが)それも駆使しましょう。

一度キャンプ場の5分シャワーに何も持たずに入った時(砂を流して温まるのが目的でした)、せっかくの5分なので終わるまでは浴びていようと思ったのですが、案外長いなぁと感じたものです。

節水などについて考えるいい機会になるかもしれませんし、バックパッカーなどに泊まる時には実践的なスキルにもなり得ます。
よかったら一度チャレンジしてみてください。

きっとニュージーランドで生き延びている方々の中には、他の方法で攻略した(している)人もいると思いますので、是非その方法をお教えください。お待ちしています~。

ABOUT ME
りうか
南島、ネルソンの隣のタスマン地方に住んでいます。2002年にニュージーランドに出会い紆余曲折の末、2017年に移住。永住権保持。元留学エージェント。ニュージーランド公認の運転教習と旅客輸送の資格を保持し、車旅サービスのmākohaというサービスを始めました。 料理が好きで、好きなものを好きな時に食べるためにいろいろ自分で仕込めるようになってきました。