学ぶ

ワーホリ世代の語学学校とビザ – その学び方に最適なビザ教えます

りうか
りうか
こんにちは。元ワーホリで語学学校にも通っていたりうかです。いつごろの話かは聞かないでください。

今日はワーキングホリデー世代の中でも、現地(ニュージーランド)の語学学校に通って英語を伸ばしたいという人向けのお話です。

「ワーキングホリデーに行きたい!でも、最初はやっぱり英語を伸ばしたい!」
「最初は勉強に集中して英語を伸ばして、それから旅や仕事を始めたい」
「現地で仕事もしてみたいけど、自分に英語がどこまで出来るようになるか不安…」

今、語学学校に通うワーホリ世代の人たちとたくさん話す機会があります。国によって通う理由はさまざまですが、日本の人たちからよく聞くのは上のような理由。

分かります。私もそうでした。

でも、時々「あぁ!それなら学生ビザや観光ビザがよかったのに…」と思うこともしばしばなのです。
ワーキングホリデービザを使って語学学校に通うのがベストな選択かどうかは、
・語学学校に通う期間とスタイル
・学校に通いながら仕事をしたいかどうか
・どれだけ長くこちらに滞在したいか
などで変わってきます。

今回はこの3点から、どのビザで語学学校に通うのが良いか徹底解説。当然、ビザのエキスパートPINさんによる完全監修です。
もしニュージーランドで語学学校に通うことを考えているあなたであれば、きっと役に立つこと間違いなし!
それぞれのビザの内容やどう取るかは、専門家PINさんが詳細な記事をあげていますのでそちらをご参照ください。

最適なビザを見つけ出す自己診断チェックシート

以下の4点について、自分に当てはまるものを選んでいってください。
それぞれの答えを覚えてから、解説に進んでくださいね。
最後には最適なビザが見つかるはずです。

  1. 語学学校に通おうと思っているのはどれくらいの期間ですか?
    A  3ヶ月未満
    B  3ヶ月以上6ヶ月未満
    C  6ヶ月以上
  2. どちらのスタイルが好みですか?
    D  フルタイム(午前も午後も授業あり)
    E  パートタイム(午前か午後のみや授業が毎日ではない)
  3. 学校に通いながら仕事をしたいですか?
    F  学校に通う間は勉強のみに集中したい
    G  学校優先で、すきま時間に仕事をしたい
    H  ガッツリ稼ぎたい・いい仕事があったら学校を辞めたい
  4. どれだけ長くこちらに滞在したいですか?
    I   いられる期間は決まっていて1年以内
    J   出来るだけ長くいたい
    K  まだ決めていない

最適なビザを見つけ出す解説編

手元に回答の準備は出来ましたか?それでは、下記の解説をどうぞ。

1:学校に通う期間から見る最適なビザ

Aの3ヶ月未満のあなた

ニュージーランド到着から帰国までが3ヶ月以内であれば、観光ビザ(パスポートに付随するビザ)での就学が可能です。
https://www.immigration.govt.nz/new-zealand-visas/apply-for-a-visa/about-visa/visitor-visa

こちらの生活や学校が気に入って滞在期間を延ばしたい場合は、学生ビザの申請をしましょう。

Bの3ヶ月以上6ヶ月未満のあなた

到着から帰国までが3ヶ月以上に渡る場合はビザが必要です。滞在の目的とトータルでの滞在予定期間に合わせて、観光ビザ、ワーキングホリデービザ、学生ビザを選ぶようにしましょう。

Cの6ヶ月以上のあなた

そもそもワーキングホリデービザでは合計6ヶ月までしか学校に通えません。学生ビザを検討しましょう。
https://www.immigration.govt.nz/new-zealand-visas/apply-for-a-visa/about-visa/japan-working-holiday-visa

2:学校に通うスタイルから見る最適なビザ

Dのフルタイムのあなた

三ヶ月以内なら、パスポートに付随するビザ・学生ビザ・ワーキングホリデービザでの就学が可能です。

Eのパートタイムのあなた

学生ビザはフルタイムでの就学しか認められていないため、パスポートに付随するビザかワーキングホリデービザでの就学しかできません。

3:仕事をするかどうかで見る最適なビザ

Fの学校に通う間は勉強のみに集中したいあなた

パスポートに付随するビザ・学生ビザ・ワーキングホリデービザでの滞在で就学が可能です。学校やプログラムの期間に応じてビザを選んでいきましょう。

Gの学校優先で、すきま時間に仕事をしたいあなた

パスポートに付随するビザでは仕事が出来ません。
学生ビザは、通う期間と学校のレベルによって働けるかどうか、また働ける時間が変わってきます。(詳細はPINさんの記事をどうぞ)
ワーキングホリデービザは働く時間や期間に制限はありません。ただし、ワーキングホリデービザの主要な目的は「ホリデー」です。仕事はあくまでもそのサポートという認識ですので、それをお忘れなく。
https://www.immigration.govt.nz/new-zealand-visas/options/work/thinking-about-coming-to-new-zealand-to-work/working-holiday-visa

Hのガッツリ稼ぎたい・いい仕事があったら学校を辞めたいあなた

パスポートに付随するビザでは仕事ができません。
学生ビザは学校を辞めるとビザが無効になりますし、働く時間に制限があります。
比較的自由に動けるワーキングホリデービザがお勧めです。

4:ニュージーランドにいる期間で見る最適なビザ

Iの1年以内のあなた

観光ビザ(最長9ヶ月で3ヶ月以上はビザ取得が必要)・学生ビザ・ワーキングホリデービザでの滞在が可能です。

Jの出来るだけ長くいたいあなた

学校に通う間、パスポートに付随するビザや学生ビザで滞在すればワーキングホリデービザを使う必要がなく、学校が終わる期間に合わせてワーキングホリデービザを申請し、ビザが発給されればすればそこから1年間の滞在が可能になります。

Kのまだ決めていないあなた

途中で「もっといたい!」と思った時にいられるように、Hを選んだ人と同様、出来るだけ長くいられる可能性を残しておくことをお勧めします。途中で帰るのは自由なのですから。

結局どのビザがいいの?

どの設問でもお勧めのビザが同じな人は迷うことはありませんね。

もし設問によっていろいろお勧めのビザが違う場合は、実は最後の「どれくらいの期間滞在したいのか」を軸に考えることをお勧めします。

ワーキングホリデービザは学校に通うことも、仕事をすることも、就職活動をすることも、旅をすることも、なんなら何もしないこともできる魔法のようなビザです。

何をしても大丈夫な分、迷いも多くなると思いますが、いろいろな情報を得て自分の道を切り拓いていってくださいね。
もし何か不安なことがあれば、いつでも相談に乗りますよ!ビザに関するご相談はPINさんへどうぞ!

 

Power In Numbersはイミグレーションアドバイザーの会社です。

ビザ申請だけではなく、移住相談や留学の相談も承っています。

お気軽にこちらまでメールをしてくださいね!

ABOUT ME
りうか
南島、ネルソンの隣のタスマン地方に住んでいます。2002年にニュージーランドに出会い紆余曲折の末、2017年に移住。永住権保持。元留学エージェント。ニュージーランド公認の運転教習と旅客輸送の資格を保持し、車旅サービスのmākohaというサービスを始めました。 料理が好きで、好きなものを好きな時に食べるためにいろいろ自分で仕込めるようになってきました。