突然ですが、皆さん缶詰のベイクドビーンズは好きですか?
スーパーでよく缶詰パスタと並んで特売になっているアレです。
私はもともと豆類があまり得意でないこともあって、自分では絶対に買わないリスト・食べないリストのほぼ筆頭に上がっているものでした。
(パスタとどちらかを絶対に買えと言われたらベイクドビーンズを買うと思いますが…)
ところが、先日カラメアに行った時、友人夫妻がランチにお呼ばれしていて、私も急に参加させていただくことになりました。そこでいくつかの料理と一緒に出てきたのがベイクドビーンズ。ビュッフェ形式でしたが、せっかく出していただいたし…と少ない量を盛って一口食べてビックリ!これは…美味しい!!
一緒にいた日本からの友人もあまりベイクドビーンズを食べない人だったのですが、彼女も今までで食べた中で一番美味しい!と感動していました。
レシピを聞くと「スウェーデン風をアレンジしたの」とのこと。ご本人は旦那さまとハワイなどに住んだ後、ネルソンに移り、またつい最近カラメアに越してきたアーティストなのですが、シェフとして働いていたこともあるそうです。
友人がいただいた手書きのレシピを見せてもらったのですが、結構達筆な上に不明なところもいくつかあり、一度作ってみたのですがそのままだと あの味 にはなりませんでした。
その失敗を経て、あの日の眼と舌の記憶をもとに工夫したのが今回のレシピです。
なかなかの再現度になったかと思いますので、よかったら試してみてください。
材料
(ベイクドビーンズ1缶分)
ベイクドビーンズ 1缶
(トマトソース入りのもの)
玉ねぎ 小1個
ベーコン 2枚程度
赤パプリカ 1/2個
ビネガー 大さじ2
マスタード 大さじ1
砂糖 大さじ1
手書きレシピではベイクドビーンズはPams、マスタードはコールマンのイングリッシュマスタード、砂糖はブラウンシュガーの指定がありました。
でも、他の物でも大丈夫だと思います。
私はマスタードと砂糖はちょうど指定のものがあったので使いましたが、ベイクドビーンズはセールで安かったもの、特に何も書いていないビネガーはアップルサイダービネガーを使用しました。
手順
1. オーブンを170度に予熱しておきます
最初にやっておくくらいでちょうどいいタイミングだと思います。
2. 野菜とベーコンを切ります
全てみじん切りにしましょう。
今回写真を撮った時は玉ねぎを冷やし忘れて酷い目に遭いました…。
写真では調味料を先に混ぜてありますが、特にやる必要はないです。
3. フライパンで野菜とベーコンを炒めます
中火くらいがよいと思います
ベーコンの油や玉ねぎとパプリカの水分が出ますので油いらずです。
十分にやわらかくなるまで炒めましょう。
4. ベイクドビーンズと調味料を加えます
ここでレシピにはなかった工夫を二つ加えました。
ご馳走になった時に豆がつぶれていた記憶がありました。最初はオーブンで焼くときに形が崩れるのかなと思っていたのですが、どうやらそうでもないのでここで自分で潰してしまいます。
といっても、あまり潰しすぎても豆の味わいや食感が失われてしまいますので、適当に軽くで大丈夫です。
また前回の最大の失敗は 水分がなかなか飛ばず記憶の食感に近づかなかった ことでした。
そこであらかじめ長めにフライパンで加熱しておくことで、こちらでも少し水分を飛ばしておきます。
5. 耐熱皿に移します
ここでも初回の失敗に学んだことがひとつ。
これも水分を飛ばすための工夫です。
初回は小さめの皿に入れてしまったので、ベイクド…というよりは煮豆のようになってしまいました。
6. オーブンで30分加熱します
写真は加熱後のものです。軽く焦げているくらいがちょうどよい感じです。
手書きレシピではここで終了なのですが、このタイミングで出来たものを食べても あの味 にはなりませんでした。
そこでさらに一工夫。ここで一回すべてを混ぜます。
始めのものよりだいぶ水分が飛んでいるのが分かると思います。
7. 追加で加熱します
ここからは使っているオープンの違いや出来上がりの好みも出てくると思います。
最後に残った水分帆ほぼ飛ばすためですので、慣れないうちはちょいちょい様子を見ても良いかと思います。
私はさらに20分加熱しました。
8. 出来上がり
色味は最初の時とあまり変わらないように見えますが、水分がほぼ飛んでいます。
今回はこれだけを味わいたくて、横にブルーチーズを乗せて赤ワインと合わせました。
ビネガーの酸味なども軽く残りつつ、ベーコンや野菜と豆の味が水分が飛ぶことによって濃厚に凝縮されて、しっかりとした風味を出しています。
感想お待ちしています
まさか自分がスーパーでベイクドビーンズ缶を手にするようになるとは思わなかったこの料理。
今回はレシピ再現のためにこの時期に赤パプリカを買いましたが、本来は安くなる夏の方が手軽にできると思います。
是非皆さまも一度試してみてください。
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