今日はDJの祭典DMC World DJ Championshipsについて!
このDJの祭典の1つのカテゴリーにバトルDJ部門(Battle for World Supremacy Champions)があるんです。
バトルDJとは、60秒間(決勝、準決勝は90秒間)のルーティンを交互に計2回披露し勝者を決める競技です。
日本は世界に誇るDJ達が集まるDJ大国で、DMCでは多くの日本人が優勝しています。
ニュージーランドのJandals Lifeでいきなり何の話!?
ニュージーランド関係なくない!?
って思うでしょ?
この祭典の2018年と2019年のバトルDJ部門(Battle for World Supremacy Champions)の決勝が、日本とニュージーランドの対決だったのです。
2018年 DMC Championships
当時14歳だったウェストオークランドの少年、ケイレブ・ストリックランド(Kaleb Strickland)はDJ K-Swizzとして、当時の最年少優勝記録の15歳を塗り替えるべく日々練習に励んでいました。15歳という記録はカナダ人のDJ、A-Trakの記録です(カニエ・ウェストのツアーDJでもあるね!)。
ケイレブ君はお父さん(お父さんはお父さんでDJ ReminiseというR&Bを専門とするDJとして活躍中)と共に28時間のフライトを経てニューヨークへ降り立ち、Goldie Awardsという大会で5位という成績を修め無事ロンドンで開催されるDMC World DJ Championshipsへの切符を手にします。
そして2018年、ロンドンはイズリントン・アッセンブリーホール(Islington Assembly Hall)にて、決勝戦で日本人のDJ Shunsukeを破り見事優勝を果たしました。
2019年 DMC Championships
2019年はロンドンで開催されたDMC Championships。
2018年の優勝で既に切符を手にしていたケイレブ君ももちろん参戦し、無事に決勝戦へと進みました。
ここでの決勝戦の相手が、今飛ぶ鳥を落とす勢いのCreepy NutsのDJ 松永でした。
Creepy Nuts
Creepy Nutsはラッパー(MCバトルでも有名ですね!)のR-指定とDJ 松永の2人のユニット。
最近はラジオだけでなく、テレビにも良く出ているのでお茶の間にも浸透しています(キムタクのラジオにも出てたから聴いた人も多いかもね!)。R-指定は人志松本のすべらない話にも招待枠で出演していました。
キャラの立った強烈なラップをするR-指定の影で、常に「普通の人」感を出し続けるDJ 松永。
DJ 松永自身も、少し前にDJ 松永密着ドキュメンタリーも放映されていたように、Creepy Nutsの浸透と共にどんどん注目を集める時の人となりつつあります。
2019年のケイレブ君の決勝戦の相手がこのDJ 松永だったのです。
決勝戦の行方
ケイレブ君は後攻、DJ 松永が先行で始まったこの一戦。
実はDJ 松永が1回目にミスをしているんです(1分過ぎた辺り)。
それでもそこで止まることなく、持っている経験を振り絞り完璧(に見えるレベル)に仕上げスキルの高さを見せつけてケイレブ君を追い詰めます。
ケイレブ君もケイレブ君で、2018年より大きくなった体を目一杯使い素晴らしいスキルを見せつけました。
が、一歩及ばず。
2回目の日本対ニュージーランド戦は日本代表のDJ 松永が見事に勝ち優勝を果たしました。
DJ文化もなかなかのニュージーランド
ニュージーランド、実はDJ文化もかなり盛んです。
2008年、パソコンでのDJを可能にしたSeratoのScratch Live。
それまでのレコードもしくはCDJが主流だったクラブシーンが、パソコンで既存のターンテーブルを利用してDJをすることが可能となり、今ではノートパソコンを見ながらのDJが当たり前となったよね。世界中のアーティストがお世話になっている会社です。
このSeratoはニュージーランドの会社で本社がオークランドにあり、コロナ前のニュージーランドには海外からアーティストが良くツアーに来ていて、Seratoの本社へ遊びに行くアーティストも多かったんです。
ということで、今回は知られざる日本対ニュージーランドのお話でした。
次回は少し真面目なお仕事の話でもしようかな!
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