[働き方を考える] 在宅ワークを考えてみた

全世界で猛威を振るっているコロナウイルス(COVID-19)の影響により、ニュージーランドでは1ヶ月以上のロックダウンを行い、さらにオークランドでは2回目のロックダウンが8月30日まで予定されています。

また、観光が主要産業のひとつであるニュージーランドでは国境が閉まっている事も重なり、企業の大小を問わず解雇や倒産によって多くの方が職を失ったり、労働時間を削られたりと健康面以外でも多大なる影響が出ています。

私は普段よりウェブデザイナーとして在宅ワークをしており、その経験よりインターネットを通じての働き方やその方法をシェアし、コロナの影響で仕事が減った・なくなった方、インターネットを通じて働く事に興味がある方の参考になればと思い、この記事を書こうと思いました。

今回の記事では「インターネットを通じて働く事」を総じて「在宅ワーク」とさせていただきます。細かな認識の違い等あるかもしれませんが、予めご了承いただければと思います。

在宅でできる仕事

インターネットに関連する仕事

まずはどういった仕事を在宅でできるのか、という事について考えていきたいと思います。

まず初めに思い浮かぶのは、以下のような直接インターネットやウェブサイトに関わる職業です。

・プログラマー/エンジニア
・デザイナー/イラストレーター
・ライター
・動画編集者

ロックダウンや自宅待機要請により、家でいる事が増えたため、普段よりインターネットや動画を見る時間が増えると予想されるので、そこに合わせたサービスやサイトの作成・追加の仕事があるでしょう。

現に私のフラットメイトはイラストを描くお仕事を在宅でやっていますし、私の知り合いでもロックダウン以降の方が忙しい、なんて方もいました。

上記のような仕事はなかなか始めるのが難しく、最低でも半年や1年は勉強や経験を積む必要があるかと思います。十分に稼ぐ為にはさらに何倍も必要です。

ただ、ロックダウンの時間をこういったオンラインでも働けるスキルを身につける為の時間として使ってみるのもひとつのアイディアかと思います。

比較的はじめやすそうな仕事

そして、次は比較的スムーズに始められそうな職種について考えてみました。

作業内容例や募集例は実際に募集中、または募集されていた物を参考に掲載しております。
上記のいずれもパソコンがあって、WordやExcelといったツールを触った事があるという方なら比較的簡単に開始できるお仕事ではないでしょうか？

在宅ワークの探し方

いくつかできそうな仕事はあった、もしくは在宅ワーク興味に出てきたけど、実際どこで探せばいいのかについて考えていきたいと思います。

クラウドソーシングサイト

クラウドソーシングと書くとちょっと難しそうに聞こえますが、簡単にいうと仕事の応募・募集サイトです。

今回挙げたいずれの仕事もクラウドソーシングサイト上にはたくさん募集が出ており、その募集要項や報酬金額にお互い合意が取れれば、実際に作業を行い、完了すれば報酬をもらえます。

今ではクラウドソーシングサイトも無数にありますので、規模の大きいサイトをいくつか挙げさせていただきますね。

・Lancers
https://www.lancers.jp/

・Crowdworks
https://crowdworks.jp/

このふたつは日本で最も有名なクラウドソーシングサイトで、いずれも幅広い職種をカバーしており、私も以前に数回利用しましたが、どちらがいいとかはない印象なので、合う仕事が見つかりやすい方を使えばいいと思います。

・Upwork
https://www.upwork.com/

こちらは英語のクラウドソーシングサイトで、全世界から仕事や働きたい人が集まっていますので、日本以外からの仕事もチェックできます。

以前働いていた会社や同僚から

在宅ワークといえど、インターネット経由である必要はありません。以前働いていた会社やその同僚から在宅ワークをもらえる可能性もありますよ。

人を雇うほどの仕事ではないけど、知らない人にお願いするのはいろいろ面倒、といった時に退職者や知り合いだと頼みやすいものです。もしあなたが以前の職場や同僚と良い関係を保てているのであれば、タイミングを見て何か仕事がないか聞いてみるのもアリだと思います。

SNS経由

こちらは職種を選ぶかもしれませんが、InstagramやTwitterでシェアできるような経験があったり、フォロワーさん達と良い関係ができていると、お仕事を紹介してくれる事もあるのではないかと思います。実際に私もTwitterから繋がった方で引き続きお仕事させていただいている方も数名います。

在宅ワークの注意点

在宅ワークできるかも、やってみようかな〜と思っているあなた！
あとはもう一歩踏み出すだけです。が、
その前にこちらの注意点もぜひチェックしてみてください。

ビザ・税金関係はしっかり確認しましょう

いくらインターネットを通じて働くといえど、会社にサポートしてもらっているワークビザを保持している人が別の仕事をするのは問題になるかと思います。

また、税金に関しても日本の仕事を海外で受ける場合は少し注意が必要です。私はいずれも専門家ではないので、気になる方はぜひ専門家に相談の上、在宅ワークを開始するようオススメします。

クラウドソーシングサイトは割に合わない？

一番初めやすいのがクラウドソーシングサイトで検索・応募してやりたい・やれそうなお仕事を探す方法かと思います。

ただ、その分競争も激しく、作業単価も安くなりがちで一部では最低時給以下では？と言われています。

在宅ワークの中では業務を請け負って定額の報酬で行う「業務請負」という形式が比較的多く、その場合完成させるまで報酬がもらえない事もあり、時給計算するとアレ！？といった事もありますので、疑問点や確認事項は受注前に質問しておく事をオススメします。

全ての求人がダメというわけではなく、経験やスキルを伸ばして適正な仕事を得る事はできると思います。

その契約書大丈夫ですか？

業務の種類や規模によっては、作業開始前に契約書を結ぶ事があります。
そこで気になるのが、賠償責任や納期遅延により責任問題です。

在宅ワークといえど契約をしてしまうとそこにしっかりと責務が発生しますので、契約書を結ぶ場合は特にお金が関係する部分をしっかり確認し、納得できない・変更して欲しい部分があれば、先方に契約の締結前に相談しましょう。

さもないと、少し稼ぎたいなと思って始めた在宅ワークで大きな損失を産んでしまうかもしれません…。

在宅ワークもひとつの働き方

いかがだったでしょうか？

在宅ワークの種類や見つけ方、注意点をまとめさせていただきました。
中には海外在住者に有利なお仕事もありますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください〜。

また、私と同じようにウェブ制作に興味のある方はTwitterでDMいただければアドバイスやお手伝いできるかもしれませんので、お気軽にご連絡ください。